その3

 ついに来てしまいましたよ、運命の瞬間が!!

 ある晩、ジャックの家の扉をたたいたのは、なんとリドリー。
 部屋の中が汚いと言いながらも、罵声にいつもの切れがない…どうしたの?
 ああ、何か話があったらうちに来いって言ったっけ。
 リドリーの話を聞いてみると、いきなり騎士団をやめると言い出したから驚いた。
 霊継の儀式のこと、最近流行の奇病のこと、騎士団の行動のこととか、なんでもかんでも自分のせいにして悩み狂ってるらしい。
 でもって自己嫌悪でどうしようもなくなって、ジャックのところに来たらしい。
 はあ?なじゃそりゃ。
 と無下に突き放すわけにもいかず困ってると、あの気丈なリドリーが、ジャックの胸にすがりつきましたよ!!
 「助けてくれ!」って。
 戸惑いながらも思わずその肩に手をかけようとした瞬間、リドリーはいきなり離れて何事もなかったかのように、
 「さよならだ」
 と。
 え?
 踵を返し、どこかへ立ち去るリドリー。
 さあジャック、決断のときだ!!

  ・追いかける
  ・放置

 追いかければ妖精編。
 ほっとけば人間編だ。
 どうする!
 どうする!?

 どうも騎士団の行動は好きじゃない。
 でも、でも…!!
 鳥にも劣る頭で熟考した結果…

   ・リドリーを追いかける
  →・カイン様についていく(マテ

 ごめんリドリー!!
 あまりにバカチンの朴念仁すぎるジャックの言動に打ちひしがれたが、すぐにお城の会議室へ召集され、その場にカイン様がいたのを見た瞬間、やはりこっちにしてよかったと思った阿呆。
 そして会議の結果、ルシオン曰く世界の均衡を保とうとする龍と戦う決断を下したようですよ。
 徐々に曲者ぶりが露出してきたルシオンと、ラークスが密かに火花を散らしてますよ。
 風龍退治?
 はあさいですか。

 お城からの伝令を受けたジャックは、いつものよーにその足でテアトルへ。
 そして例によってお仕事探し。
 ん?スター様がどうしたって?
 テアトル内に居候してるスター様の執事セバスチャンから依頼が。
 何やらご主人のスター様の実家はものっすごい大金持ちだそうな。その実家からぱくってきたあるものによってたいへんなことになってるらしく、それを止めて欲しいと。
 すると外から大きな音が!
 何かと思って外に出てみると、訓練場にしゃきーんとポーズをとるスター様が!しかもテアトルを占領するだのほざいてますよ。
 でもお前、騎士入団テストで一回戦負けしてたじゃん…
 なんて見てると、スター様が実家からぱくったってものを装着!!

   巨 大 ス タ ー 様 ロ ボ 参 上 ! !

 どどーん!!
 ……ぷ。( ´,_ゝ`)
 どうやらスター様が乗り込んだ巨大ロボは機械鎧と言って、だからといって腕と足を等価交換しちゃったわけではなく、強力だけども実力がないと扱いが難しいものらしい。
 ぶっちゃけスター様じゃ使えないから止めてくれ、というわけだ。
 忠実なるセバスチャンの予想通り、早速暴走開始。
 暴れる巨大スター様ロボは、あっさりしとめられました。
 そして翌日、傷心のスター様とセバスチャンがお友達になってくれましたよ。

 ついでにまたお仕事を…お、またアーシュラちゃんから挑戦状が。
 今度は大隊長宛じゃなくてジャック宛ですよ。
 メリッサU号だか28号だか知らねーが、かかってらっしゃい。
 …て、さらに改良したって割には、前と全然変わらないんですけど…。
 顔が○から△になったくらいで。
 さくっと撃破すると、うちひしがれたアーシュラちゃんから、報酬として現物支給でアブソリュートガードをもらう。
 なんだこの眩い紫は。
 でも強いので有り難く着させていただく。
 いやもう、あとになってこれがあんなに貴重だとは知ってびっくりってなもんで。
 何はともあれ、アーシュラちゃんも仲間に。
 ジャックをモルモットにする気満々な模様。
 ……友達…だよね?
 モーフのときといい今度といい、ジャックってよく実験台に選ばれるなあ。
 まあそんな実験、普通の人は付き合ってくれないからねえ。

 さて、いい加減風龍のとこに行きますかね。
 他のとこにも行けないし。
 仕方なく歩いていくと、何やら風で吹っ飛ばされながら移動する場所に。
 飛ばされるたびに伸身のムーンサルトかまして着地ポーズ決めるジャックが大好きです。
 ここで出る敵は、けっこう経験値をくれる。

 と、気づけばミランダちゃんがレベル35になりましたよ。
 おお、では風龍なんざほっといてゴドウィン様のとこにご報告に行かねば!
 でも街にたどり着いたのは、夜。
 もうおじいちゃん寝ちゃってるよ…
 しょーがないから、奈落獣でも行くか。
 …あ。ここでも龍退治で派遣する人出してくれんだ。オラシオンとヴァレスで満足してたごめん。
 インタルードとソナタ?
 インタルードは地下であっさり石にしてボコり倒したが…ソナタ…がーん、使える門が制限されてる今じゃ仲間にできん。
 金が溜まってたので通りすがりの月影先生イリスを仲間にして、朝を待つ。
 そして起き抜けのおじいちゃんにミランダの成長を見せると、おじいちゃんが仲間になってくれた。
 よし!
 ここからが本番だ!!
 その足で、フェルナンド室へ。
 宙に浮いてるフェルナンドじじいをボコり倒し、よっしゃ条件そろったー!!

 カ イ ン 様 〜 〜 〜 ! ! ! !

 やったー!!
 カイン様が仲間に!!
 早速戦闘メンバーに入れて…
 強っ!!
 「貴方が清き命に恵まれますように…」
 とか言って片手でばしばし葬り去っていく姿は痺れます。(*´∀`*)

 さ、風龍んとこ行こう。
 風龍のところに行ってみると、ダイナス将軍とクロスがいました。
 で、敵を前にしてまたどうでもいい喧嘩をふっかけるクロス。
 ほんと、この人こんな性格で、どうやって部下を率いてんだろう…
 そんな阿呆な人間どもと対峙するのは、風龍セファイドと、ライトエルフのギル。
 ジャックは、龍が何故人間を襲うのかギルに聞いてみた。
 でもそれを無視してまたもや先走るクロスは、ギルにあっさりふっとばされてのびてしまいました。w
 こんなんばっかだな、こいつ。
 噛ませ犬決定。

 余裕ぶっこいてたギルですが、ジャックがこけた弾みに懐から転がり出た石ころを見て、驚愕。
 これはカイン様のお仕事でもらったオーブとかいう石ころですな。
 だからオーブって何なのよ!という心の叫びも虚しく、ギルがいきなりセファイドにフェードインして襲い掛かってきた!

 うおお、攻撃がなかなか届かん!
 でもってすごい風で皆が吹っ飛ばされ…て、何で一人で涼しい顔して立ってるんですかカイン様。
 なんとかボルティブレイクやらかまして、カイン様の八気掌でセファイドを包んでいた雲をとっぱらった。
 おや、タイヤマンみてーな外装の中身は、えらくスリムな龍ですよ。

 続いて第二戦は、セファイド&ギル。
 でもギルをいつ倒したのか気づかなかった。
 そういやさっき、カイン様が「よし!」とか言ってたな。
 そして今度も龍に止めをさしたのはカイン様。
 あなた強すぎです。w
 「龍殺しのカイン」の称号を差し上げたい。

 無事に風龍を倒したところへ、伝令到着。
 こっちでもたついてる隙に、ヘレンシア砦が襲われたとか。
 なんとこっちは囮だったわけだ。
 しかも向こうには、ガウェインがいるらしい。
 ガウェイン…ジャックのお父さんの仇。
 騎士だとかそんなもんは関係ないと、連れて行ってくれるようダイナスに頼むジャック。
 …そしてふと気づく。
 何か普通にガウェインを目の仇にしてるが、最初は「ガウェインて誰?」とか言ってた君が、いつどこでガウェインが父親の仇だと知ったのですか。
 まあいいや。そんな細かい突っ込み入れてたらこのゲームは進まない。
 ジャックの頼みに対して、どっかの中途半端ハゲと違って、こちらのつるっぱげは懐の広い人。
 承諾してくれて、一緒にヘレンシアへ。
 ちなみにこのとき、倒れてるクロスを運んだのは内股走りのチャーリーだが…大丈夫なんだろうか。いろんな意味で。w

 ヘレンシアに着いてみると、そこは既に陥落し、ガウェインが立ちはだかっていた。
 おお、顔つきは精悍だが、そのハンプティダンプティのような卵体型はまさしくガンツの父!
 さらにその後ろには、リドリーが!?
 本気で花の都に行ったの!?
 仇はいるわリドリーはいるわ、頭に血が上ったジャックが斬りかかっていく。
 「大口叩く奴に限って弱いんだよ!」
 て、いつも大口叩いてる君が言うな。w

 案の定、ほとんどかすることもできず、ガウェインに完膚なきまでに叩きのめされますた…
 止めをさそうとしたガウェインの前に、リドリーが立ちはだかる!
 人間を敵にまわす覚悟はできてても、ジャックは…
 まだ迷いがあるらしい。
 また依頼が来てますよ。
 なになに、ヴァレスの実験の失敗で変なもの召還しちゃったから何とかしてくれ?
 しかも強すぎて倒せないから、あっちの世界へ返すだけでいい?
 いいでしょう。
 絶好調のチームアハト隊長ジャック様に任せなさい。
 で、アルガンダースだかフランダースだかの古城へ突入。

 ここはなかなかいい敵がいますな。レベルアップにちょうどよい。
 でもって途中で拾った天使の本は、レオナちゃんが探してた本では?
 …ふと思う。こんなとこに放置してある本を、ジーニアスはどうやって読んだのか。
 てゆかこんなところにしまったのはお前か?
 妹に勧めるなら、ちゃんとまともなところで手に入る本にしとけっての。
 まあ、あのジーニアスだからしょーがないか。
 何はともあれ、魔界の生物に無事にお帰りいただいて、任務完了。

 で、次の依頼は…お、ジャックご指名の果たし状ですか?
 あっはっは!ますます有名になってるざます!!
 ロッコっていう最強を目指す筋肉ダルマのモンクが、アキレスに勝ったジャックと勝負をしたいという。
 えー?たかがアキレスごときが最強の道への第一歩とは…底が知れたな。
 案の定、あっさりおねんねしていただき、修行が足りぬと悔しがるロッコと再戦を誓いました。
 で、すぐにセプテム地方で再戦。
 早すぎるっつーの。修行してる暇なかっただろおまえ。
 案の定、これまたあっさりのびていただきました。

 さて、久しぶりに一眠り…と思ったら、また城からむかつく使者アルがやってきましたよ。
 ダイナス将軍がお呼びとのことで、出かけようとしたジャックの前にいきなり現れたのは…あの偽札のおっさん!
 尋ね人が城の中にいるとわかったけど入り方がわからないので、ジャックになんとかしろと。
 偽札掴ませといて、いけしゃあしゃあと。
 当然文句を言うジャックに、今度はこのおっさんではなくちゃんと国王が書いてあるお札をたんまりくれました。
 ころりと金に目がくらんで、おっさんとお城に向かうと…
 「龍殺しのジャック」
 としてジャックの名声は響き渡っていました。
 あっさり門番が通してくださいましたが……

 えーと、あー…
 正しくは、
 「龍殺しのカイン」
 だったのですがまあいいや。( ´∀`)σ)´д`)

 お城に入ったところでおっさんと別れ、お札を確認すると…
  キ ュ ー ト な 偽 札 を 手 に 入 れ た 。
 _| ̄|●|||
 一度ならず二度までも。確認不足にへこたれつつも将軍の部屋へ。
 どうやらヘレンシア奪還のために、ジャックに騎士団の隊長になってほしいと。
 おお!かつてはクビになった(バカ親の陰謀だけど)ジャックが、「龍殺し」の功績のおかげで再仕官がかなうと!?
 …でも…今のジャックにはテアトルの皆がいる。
 今はもう、彼らと簡単に別れるなんてできない。
 すると将軍はその気持ちを汲んでくれ、ジャックが自分のチームで参戦することを認めてくれた。
 やっほう!さっすが将軍。

 そしてついに、お城に自由に出入りできるようになりましたよ!
 真っ先にリドリーが使っていた部屋に行くと、なんか変なものがベッドの上に…?
 確認する間もなく、眩い光がジャックを包む!
 …そして気がつくと、自宅で寝ていました。
 どこぞの最終兵器の衣装を着て…!!
 しかも変な電波を受信して、未開惑星保護条例がなんたらとか…
 知らねーよそんなん。
 でももらっておくか。

 フェイトアーマー
  防御:60
  属性:水(青いから?)
  腹黒HP自動回復
 さて、いざ龍討伐に…!
 そんな大事な朝にも寝坊するのがジャックってもんさ。
 思い切り寝坊して大慌てで集合場所のフォコン門に向かうと、待っていたのは、火龍!!
 ばたばたと兵士がやられ、ダイナスとクロスが対峙している。
 そしてこれまた例によって例のごとく、クロスが早まって暴走。
 …本当につくづく、隊長どころか騎士に向いてないよおまえ…w
 が、笑い事ではなかった。
 考えなしに突っ込むクロスに、火龍が今にもブレスを!

 「バカモノぉ!!」

 思わず飛び出したダイナス将軍。
 クロスを突き飛ばし、ブレスの餌食に…!!
 黒焦げになって倒れる将軍…!
 そしてクロスは左腕に大火傷を負って、これから歪のクロスとか呼ばれる…わけがない。
 なんとか立ち上がって火龍に斬りつけるが、逃げられてしまった。
 将軍に駆け寄るジャック。
 でも、将軍は微笑んで…・゜・(ノД`)・゜・

 クロスが悪いんじゃあ!!

 とラークスとルシオンの前で叫びたかったんだけども。
 火龍が傷を癒すのは火の山、という情報をルシオンがくれて、早速クロスたちと出かけることに。
 そして出かけ間際、ルシオンがお守り、と称してオーブをくれた。
 どっかで見たような…多分、お姫様からかっぱらったオーブだと思うんだけどこれ。
 まあいいや。

 火の山は火山なので、あっちぃ!!
 ブラッドオークがぞろぞろいるぞ。ここで角をいっぱい集めておこう。
 鎧がかんかんに熱くなって火傷しちゃうんじゃないかって熱の中で、火龍がいるであろう最深部へ!
 …あれ?
 そこにいたのは、偽札のおっさん!?
 きょとんとするジャックの前で、おっさんは火龍に変身!
 たとえおっさんでも、火龍は火龍だし、将軍の仇。やむなく戦うことに。
 カイン様のジ・エンド・オブ・タイムとかを堪能しながら戦ってると、フェリックスの凶悪な高笑いが。
 地響きとともに倒れ伏す火龍。
 火龍は消え、後に残ったのは、おっさんがいつもくわえていたマッチ。

 …複雑な思いでそれを拾い、帰ろうとしたところへ今頃クロス到着。
 遅すぎる。w

 「火龍はどこだ!」
 「…俺が倒した。」

 正確には、
 「フェリックスが倒した。」
 なのですが。w
 全然いいところのないクロス、一人で吼えてました。

 …ちなみに、風龍に止めを刺したのはカイン様。
 火龍に止めを刺したのはフェリックス。
 …ジャックがんばれ。


 で、オーブの出番はどうした?
 なんだか突然ガンツから手紙が来ました。
 しかも何故か室内に。
 別れてからの顛末と、これから宛のない旅に出るということ。
 なついたコテツを置いてどこに…!!リンカさんの再婚相手になるかと思ったのに!
 ぎゃふーん。
 人間コースはこれでガンツとお別れなのか…
 さよならSUPER OCEAN…

 感慨に浸りながら、表の郵便受けを見ると、花火大会へのお誘いの手紙が。
 誰だろう?
 でもこれまでのPTで高感度No.1つったら一人しかいねえ…
 てゆか他に女キャラほとんど使わなかった…
 そんなわけで案の定、フローラと見物することに。
 例によって待ち合わせに遅れて、ちょっとぷんすかされてましたけどね。
 間もなく、城の上に花火が盛大に打ちあがって。
 無邪気に花火を見上げるジャックと、いつしか花火じゃなくてジャックを見つめてたフローらがかわいかった。

 さて、花火を見終わったらツチノコ団子を仕入れに行かねばならんのよ!
 実は今まで一個も手に入れてなかったのだ!
 もらいかたを知らず、うっかり殺しちゃったり、解毒したはいいがうっかり仲間に殺されちゃったりとか。_| ̄|●|||
 今度こそ!
 と思ったら…いねえ。
 これってわずかな出現率らしいが…
 リセットしても全然いねえ。
 ん?
 これって殺しちゃったら、10日後じゃないと復活しないの?
 ………ツイ最近殺シチャッタヨ。(゚∀゚)

 あきらめた。
 こうなりゃ腹をくくって、薬草MAXだけで大隊長に挑戦です。
 レベル61だし。
 ボルティブレイクで即死しないようにHPアップつけてー…いざ!!

 うぎゃー!
 強い!!
 ひいい!!!

 でも…勝ちましたよ!!
 状態異常にもツチノコにも頼らず!!
 ボルティブレイクかましたあと、ガード反撃とわずかなボルティ技だけで!
 もはや奇跡。
 さっきカーティスのじいさんとも仲良くなったので、調子こいてニュクスさんとこにも行ってしまえ。
 既に固定メンバーのカイン様にエルウェンとカーティス加えて…
 あ、VPからっけつだからちと貯めてこなくちゃ。
 そして外で雑魚を片す。
 あんたら強すぎ。
 そしてエルウェンの高笑いは恐ろしすぎる。
 「あっははははははは!!」
 笑いながらざくざく斬り捨てていく姿は、やはりラジアータ最強かと。
 雑魚には残酷なまでの攻撃力でVP溜めて、ニュクスのところへ。
 3ギルドの長が口ぞえしたこともあって、ジャックと戦ってくれることに。

 そして戦闘開始早々、いきなり雪だるま!!
 ぎゃー!!
 凍結防止つけてなかったー!!
 溶けたところで慌てて凍結防止セット。
 しかもこいつ、ガードブレイクばしばしやりやがる!
 さらにボルティブレイク!?
 うおお!!…て、弱いや。
 さっき光之利剣くらったばっかだもんな。w
 この程度なら余裕だね!
 そしてニュクス撃破。
 じじいと交換して…

 カイン様、エルウェン、ニュクスの恐ろしいパーティー出来上がり。
 歩いた後は焦土と化しそうです。
 てゆかこんな連中の隊長…胃が痛くなりそう。
 何かが起こるときは、たいていジャックは寝こみを襲われる。
 今回もそうでした。
 頼むからめったにない睡眠時間を邪魔しないでくれ。
 そんな願いも虚しく、夜中にノックする音が。
 誰だよ…とドアを開けると、そこにはリドリー!!
 寝ぼけてるわけでもない。
 足もちゃんとついてる。
 間違いなく、本物のリドリーが来た!
 話をするには外は警戒が厳しいからと、家の中へ。
 いろいろとジャックは聞きたいことだらけ。
 でも、リドリーは「使命を果たす」としか言ってくれない。
 なんだよそれ。
 意味がわからない。
 もしかして霊継ぎのせい?
 なら病院行こうよ!
 と必死に説得するジャックだけど、またリドリーが頭を抱えたかと思うと、宇宙語を喋りだした!

 古代エルフ語なんざジャックが知るわけもない。つーか古代エルフ語で何喋ってんですか。
 そしてふと我に返ったリドリーは、自分がオンドゥル語ばりにわけわかんねー言葉をしゃべってたことは覚えてない。
 こうやって、リドリーはときどき自分でなくなってしまうんだと。
 世界の果てへ旅立つと言い残し、立ち去るリドリーを今度は追いかけるジャック。

 と…そこにはガウェインが!!

 お尋ね者が堂々と歩いてるってのに、誰もいない!
 いつも夜中だって何かしら人通りのある通りに、何故か今日に限って誰もいない!
 身構えるジャックに、ガウェインは明日妖精たちの総攻撃があると告げ、リドリーと立ち去っていく。

 翌朝ルプス門でクロスと待機してると、本当に妖精軍が!
 逃げてくる人々の中に見える丸っこいシルエットは…エルヴィス!?
 頭抱えて逃げてんじゃねーよ正義の味方!!w
 あ、残り15分じゃないからか。

 リドリーやガウェインのことで悩み迷っているジャックに、クロスは自分が戦う理由は、ぶっちゃけ「さあ皆、ボクを崇め奉り褒め称えるがよい」てことだ!と叫び、部下を引き連れて敵に突っ込んでいく。
 それでもまだ迷ってるジャックの前に、ブラッドオークが!
 つってもちょちょいと倒したのですが。
 こんなん、もはや敵じゃありません。
 ブラッドオークから角をもぎとってからも戦いは続き、妖精が放つ光を剣で弾くジャック。
 いつの間にそんな芸当が?
 強くなったもんだ。

 そんなことしてると、目の前に敵の親玉ザインが!
 彼は人間の愚かさを語り、その手をジャックに見せる。
 まるで葉っぱみたいな塊になっている、左手。
 アルガンダースに侵食されているらしい。

 門から一歩も動かなかったくせに、勝手に向こうからやってきたボスと戦闘。
 ザインが引き連れてるライトエルフを先に倒して…とか思ってちまちま斬ってるうちに、エルウェンの恐ろしい高笑いが!
 でもそんなことは気にせず次の敵…と思ってライトエルフを倒したら、戦闘終了。
 あれ?ザインは?
 …もしかしてさっきのエルウェンの高笑い?

 ………また手柄逃しました…_| ̄|●|||

 敗れたザインの体が、見る見る緑色の塊になっていく。
 これが、死…!
 誰か私に霊継ぎをー!
 などと情けない悲鳴を最期に、ザインはモリゾーになってしまいました。

 そして勝利に酔いしれたのもつかの間、(…て、何でエルヴィスまで勝鬨を?あ、残り15分だけ戦ったのか。)ラジアータ城上空に暗雲が!!
 その中から飛び出した影を見て、クロスが叫ぶ。
 「銀龍!」

 ……えー…ちっさ!

 もっとどでかいのが出てくるかと思ったのに。
 ちっさいよ!!
 でもクロスは、あれこそ我が獲物にふさわしい、と部下を引き連れて追っていった。
 ジャックは珍しく脳みそをフル回転させ、ジーニアスに教えてもらった壁画を思い出し、銀龍の行き着く先こそが世界の果てだと思いつき、走り出す。
 そこにリドリーがいるはず!

 …そしてルプス門に残ったのは、人間や妖精たちの屍の山と、モリゾー。
 銀龍を追って、今まで閉鎖されて行けなかったディセット地方へ。
 て、今まで誰が閉鎖してたの?
 まあきっとルシオンだろうと。

 なんかウエスタンな雰囲気の中、巨大亀を倒しつつ進んでいくと、ガウェインが待ち構えていた!
 しかしジャックは既にある疑問が胸に…
 でも、父の仇として自分と戦えと迫るガウェインに、心の中でガンツに詫びつつ剣を抜くジャック。
 …あれ?
 こないだの無敵っぷりはどうしたのだろう。
 ガウェインの攻撃を一発くらっただけで、あとはボルティブレイクとボルティ技2発であっさり沈んでしまいましたよ。
 もっと強いかと思って、ボルティ節約つけて準備万端挑んだのに。
 それでも、勝利は勝利。
 だけどジャックは浮かない顔。
 そんな顔するなとガウェインに言われても…
 もしかして、本当は父さんのこと殺してないんじゃ?
 そんなジャックの問いかけにも答えず、宿命という言葉を口にして果てる。

 なんだよ宿命って。
 俺ってバカだからわからない。
 と言うジャック。
 自分をバカと言うときのジャックは、何故か男前です。

 そのあとで手柄を横取りするなだのなんだの言いながら、たった3人の部下を連れて銀龍のもとへ突撃していったクロスより、ずっと男前ですよジャック。
 アホおもしろかっちょいいよ、おまえ…

 それにしても人間コース、なんだか鎧に恵まれない気がするのは気のせいですか?
 アブソリュートガードの眩い紫、早くおさらばしたい…
 かといってデモンメイルは誰だかわからなくてつまらん。

 さあ、リドリーがいるはずの金龍城は目の前だ!!
 …て、その前にエアデールさん仲間にしに行こっと。
 金龍城。
 もう学習能力のなさ丸出しで、何度流砂に流されて一番下まで落っこったことでしょう。
 しかも同じ場所で。_| ̄|●|||

 砂まみれになりながらよじ登っていくと、何故だかそこにルシオンが。
 何でこんなところに?と言うジャックに、リドリーを助けるためだと答えるルシオン。
 リドリーは妖精の意識に囚われていて、今ならまだ助ける方法があるという。
 ジャックはリドリーを助けるためなら何でもする!と張り切り、ルシオンとともに最上階へ。

 するとそこには、金色に光る龍と、その光に包まれたリドリーが!
 ルシオン曰く、リドリーを助けるためには、想いをこめて呼べ!と。
 よっしゃ任せろ!
 ジャスネばりに叫んでやるぜ!

 リドリーーーーーーーー!!!

 ジャスネパパンの迫力には若干負けた気がするが、充分に気持ちのこもった呼びかけに、リドリーが振り返る!

 「…ジャッ…ク…」

 やったあ!
 ジャックの喜びに水を差すように、
 突然ルシオンの足を掴んだ何者かの「だまされるな…!」という声が。
 誰?
 と、なんとその足元にはぼろぼろになって無様に這いつくばったクロスが!

 ど、どういうこと?
 クロス曰く、彼以下黒ヤギさんたちはルシオンこと銀龍に全滅させられたと。
 …え?銀龍…?
 戸惑うジャックの目の前で、クロスはルシオンによって黒ヤギならぬ黒焼きにされて果てました。
 …結局こいつ、一度もいいところなかったな…南無。
 てことは…!?慌ててリドリーに駆け寄ろうとするジャックの脇をすり抜けるように、ルシオンの放った光がリドリーを襲う!

 うっわああああああああああああ!!!!!!!

 まさかそんな!
 リドリーが…リドリーが…!!
 蘇るための器となるべきリドリーの死とともに、金龍も消滅…
 これで、人間は救われた。
 二度と滅ぼされずにすむ。

 …ちょっと待てよ。
 だからってリドリーを殺していいわけがない。

 怒りと悲しみに震え、立ち上がるジャック。
 そしてついに本当の姿を現したルシオン改め銀龍フォティーノと戦うことに。
 こんちくしょう、くらえ怒りのジ・エンド・オブ・タイム!!
 え?自分でやれ?
 まあ気にするな。

 でもってどんなに攻撃されたって、状態異常なんてカイン様、エルウェン、ニュクスには効かないもんね!
 そしてまたVP溜まっところで、くらえ光之利剣!!
 え?だから自分でやれって?
 うるさい黙れ。

 でもってせめてこれくらいは自分でとどめ刺してみたいなーと思いながら殴ってるうちに…
 「まだまだ俺の敵じゃないね!」
 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

 ついに、ついにジャックがとどめ刺しましたよ!
 途中経過はまあ置いといて。

 フォティーノだって、やり方はどうであれ人間を愛していた。
 でもその人間に滅ぼされるのも、自分が人間を愛したのも、全部その想いからだと。
 崩壊する金龍城の中、リドリーを抱き上げ…て、おんぶですか…(´゚ω゚`)
 まあいいけどさ…
 ラジアータの城には平和に暮らす人間たちがいっぱいいるけれど。
 でも…
 ジャックは住み慣れた部屋をあとにして、旅立ちました…。
 なんだか…切ない。



増えたお友達
アキレス/エルヴィス/フェリックス/デレク/ムック/スター/セバスチャン/アーシュラ/インタルード/イリス/ゴドウィン/フェルナンド/カイン/ソナタ/アドルフ/レオナ/ディミトリ/アリシア/ヘルツ/オルトロス/ロッコ/アスター/パトリック/プット/ワルター/チャーリー/ゼラニウム/ジーニアス(再)/タナトス/クローディア/カーティス/フラウ/エルウェン(人間じゃねーけど)/ニュクス/リンカ(コテツはいないのか…(´゚ω゚`)



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