その1

 いきなり現れたのは、公爵退屈男ルークくんのすさまじくつまんなそうなお顔。
 彼は子供の頃に誘拐されかけて以来、成人するまで屋敷内で強制ニート状態らしい。
 連日屋敷の中で剣術の稽古と、お守りのガイとのおしゃべりで明け暮れるという、気の狂いそうな毎日。
 うへえ、そんなんでまともな人間が育つかー!
 …と思ったら、案の定すっげーわがままぼんぼん。w
 おまけに最近は幻聴やら頭痛やら、ろくなことないし。
 そんなルークが唯一尊敬してるらしいのが、剣術の師匠ヴァン。
 今日は稽古日でもないのに、来てくれてるってよ。いやっほう!
 喜んで応接間に行くと、なんか緊急事態だとかで、帰国しなくちゃならなくなったんだって。
 えー!それじゃ稽古は!?
 唯一の趣味なのに…
 しょんぼりするルークだけど、仕方ない。
 なんでもローレライ教団の最高指導者の導師イオンとかいう人が行方不明になっちゃったんだって。
 だから神託の盾騎士団総長としては出かけなくちゃならない。
 ちぇー。
 それでも今日はせっかくだから、みっちり稽古をつけてくれるとか。

 ちなみにその場にはルークの両親もいたのだが…
 母親の見事な甘やかしっぷりったら。
 そりゃ躾もへったくれもないわな。

 明日からはガイと稽古するしかないけど、今日は中庭で師匠に稽古をつけてもらおう。
 いそいそと出かけて稽古をはじめようとすると、ふいに何かを感じたルーク。
 …何かが来る。

 するとどこからともなく、歌が…?
 それとともに、猛烈な眠気に襲われる。
 なんだこれ!

 歌とともに侵入してきたのは、スリットから覗くガーターがセクシーなねえちゃん。
 でもその太腿に見惚れる間もなく、なんと師匠を殺そうと襲い掛かってきましたよ!
 何すんじゃー!!

 必死こいて眠気をふっ飛ばして侵入者に飛び掛かった瞬間、そのねえちゃんとルークを光が包み込む。
 そしてあっという間に光に飲まれ、消えちゃった…

 その後彼らを見た者はいない…

 じゃなくて。
 気がつくと、変な谷にいました。
 やったー屋敷脱出成功!
 なんて喜んでる場合でもなく。
 ティアと名乗ったねえちゃんはルークには害意はなく、屋敷に送り届けてくれると申し訳なさそうに言った。
 ぶっ飛ばされた理由を聞いても、第七音素とか超振動とか知らないことだらけで何が何だか…

 いつまでもここにいても仕方ないんで山道を下りていくと、魔物が!
 人形相手にしか剣を振るったことがなかったルーク、初めての実戦。
 最初はたまげたけど、なんとかなりそうだ。
 山を下りたところで辻馬車に出会って、首都まで送ってくれるように頼んだが…  やたらふっかけられ、仕方なくティアがペンダントを差し出すことに。それもどうやらお母さんからもらったものらしくて。あああきっとすごく悪いことしてる……
 しかしやっと連れていってもらえることになった首都は、なんと首都は首都でもキムラスカ王国じゃなくてマルクト帝国でした。

 ぎゃー!!敵国じゃんよここ!

 とんでもないところまでぶっ飛ばされていました…
 とにかくキムラスカに帰らないといかんのだが、一番近いルートは、さっき辻馬車のすぐ側を駆け抜けていった逃走中の盗賊漆黒の翼が橋を壊して通れなくしちまった。
 がっでむ。

 仕方なく別ルートをとることにし、その途中に食料の村エンゲーブとやらへ立ち寄り。
 なんかもうルークってば、わがまま意のままガルバトロン♪(激古)
 いきなり「ミソくれよ!」って。w
 ものの頼み方どころか、買い物の仕方ひとつ知らないで泥棒と間違われる始末。

 あーあ…
 なんかしょーもない園児を引き連れた幼稚園の先生みたいなティアたん、がんばれ。
 案の定、逮捕されました。(ルークだけ)
 宿の食料がごっそり盗まれたとかで、ルークが漆黒の翼じゃねーかと疑われたのです。
 何しろさっき果物屋で食い逃げしかけた男なので。
 ローズ夫人とかいう人の家にしょっぴかれて行くと、そこには謎の眼鏡の人が。
 マルクト帝国軍大佐だというその人曰く、さっき漆黒の翼を追っていたのは自分で、奴らには橋の向こうに逃げられたからルークは漆黒の翼じゃない、とルークを弁護してくれました。
 さらにそこに行方不明のはずのイオンが現れて、現場に落ちていた毛から、犯人は聖獣チーグルだと言ってくれた。
 そのおかげで、めでたくルークは釈放。

 それはよかったとして…
 行方不明の人がこんなところで何を!?
 でもさらわれたわけではなさそうだし、公式の場では常についてる導師守護役も一緒だったから、行方不明ってのは誤報かと。
 話は聞きたいけど、イオンはさっきの大佐と話があるみたいなので、今日は退散。

 宿に戻ったら、泥棒として疑われたことがだんだん腹立たしくなってきた駄々っ子ルーク。
 犯人をとっ捕まえてやるんだと。
 もはやティアも諦めが入ってますな。
 それにしても、男の寝顔をじーっと覗き込んでるこの子って…wそりゃルークでなくてもびっくりするわ。

 翌朝、チーグルをとっ捕まえに、巣があるっていう森へ出発!
 と、入ったとたんにどっかで見た人が青息吐息。
 ぎゃー!!イオンじゃないの!!
 なんでも、本来は人に害を与えるはずのないチーグルがどうして食べ物を盗むのかを調べに、一人で来たらしい。
 で、魔物を倒すためにダアト式譜術とやらを使ったら、MP切れでくたばってたと。
 仕方なくイオンを連れてチーグルを探していると、なんかみゅーみゅー鳴くちっこい生物が。
 それを見た瞬間、ティアが萌えた!!
 さらにその直後の戦闘後セリフでは、
 「ワン太郎って名前だったらかわいかったのに…」
 ティア…(*´∀`*)z

 気を取り直して奥へたどり着くと、チーグルの巣があった。
 ソーサラーリングってアイテムのおかげで人語を話せる長老曰く、ライガって魔物の巣を仲間の一匹が燃やして、その落とし前をつけるために食べ物を上納してるらしい。
 ルークでなくても自業自得だとは思うが、どうやらチーグルはローレライ教団にとって重要な生き物らしい。
 イオンがなんとかしたいと言い出したおかげで、ライガと交渉しに行くことに。
 交渉つっても相手は魔物なんで、通訳として同行することになったのは、放火犯でした。

 いちいち「ですの」が語尾につくこいつは…ルークじゃなくても踏み潰したくなりました。

  う ざ い 。

 交渉終わったら、指輪だけもらってこいつは返しますとか思ってしまった…。
 ソーサラーリングに付属したうざ生物を連れて火を吐きながら、ライガの巣に行きました。
 そこにはライガクイーンとかいうドでかいのがいましたが、何だかえらくご機嫌ななめ。
 ただでさえ巣を焼かれて怒ってるのに、卵を抱いて気が立ってるところだったというタイミングの悪さ。
 でもこのまま卵が孵ると、子ライガが好物の人間を食いに近くの村に行っちゃうよ!
 なら殺すしかないだろ。

 てなわけでルーク初めてのボス戦。
 が、なんだか攻撃が効かないらしいですよ。
 どうすべ!と思ったところに、村で会った大佐ジェイドが登場。
 彼が譜術であっさりぶっ飛ばしてくれました。
 うおー強い!!
 Lv.45だってよ!さすが大佐だねー。

 ライガの親玉を倒したから、これで安心。とチーグルじいさんにご報告。
 さ、帰るか。
 と思ったら、あのうざ生物を連れて行けと言いやがる。

  い ら ん 。

 しかし無理矢理押し付けられ、仕方なくガイたちへの土産として持っていくことに。
 あーあ、ソーサラーリングだけでよかったのに…

 何はともあれ森の出口まで来たとき、いきなりジェイドに逮捕されました。
 どうやらルークとティアが共鳴したときに発生した擬似超振動の発生源を探って、二人に近づいてきたらしい。
 でもまあイオンのとりなしもあることだし、とりあえず捕まっとけ。

 そしてこの間辻馬車ではねられそうになった軍用艦タルタロスに乗せてもらいました。
 その中でルークの名前と身分を名乗ると、これからやることに協力してほしいということで、釈放。
 でもって行方不明のはずのイオンがここにいる理由も教えてもらいました。

 なんだかローレライ教団が二分してて、和平を望むイオンを、戦争を望むモースとかいうのが監禁してたんだとか。
 で、イオンはなんとか逃げ出してマルクトに来て、ジェイドたち戦争回避派と一緒に動いてたらしい。

 え?
 てことは、イオンが行方不明になったって言ってた師匠は?
 なんだかいつか、師匠と戦う予感がしないでもない。
 まあいいや。
 とにかく家に帰れるなら、とりなしでも口利きでも何でもいたしましょう。
 それまでは艦内でゆっくり…と思ったとき、いきなり敵襲が!

 魔物の群れ!?それも何だか異常な感じ!
 ふぎゃー!!

 艦橋から悲鳴が聞こえた直後、そこにでかいおっさんが飛び込んできて、ルークに刃を突きつけたじゃないの!
 おまけに死霊使いとかいう異名を持つほど強いらしいジェイドの力を封じるため、妙なアイテムを使いやがった!
 どっこい、ジェイドもむざむざやられはしない。
 熱に反応して光る譜石にミュウの炎をぶつけさせ、敵の目が眩んだ隙に反撃開始!
 直接敵に火吹いてもよかったじゃんとか思ったが、まあ置いといて。

 目の前で人が刺されるのを見たルークは、その衝撃で呆然。
 温室栽培のルークたんには刺激が強すぎた模様。剣を習ってても、それが人を殺すための道具だってこととつながってなかったみたいな。
 うろたえるルークを引きずって、まずは艦橋奪還しよう。
 ティアが敵を眠らせてる隙にジェイドが何とかするから、ルークは外で見張りでもしてな。
 と言われても、暇。
 ミュウをいじめて遊んでたら、その衝撃で足元で寝てた敵が起きちゃった!
 しかも襲い掛かってくるもんだから、ルークも必死。
 初めての人間との戦いに怯え、死に物狂いで突き出した剣先にかかった敵が、死んだ。

 生まれて初めて人間を殺したショックに震えるルークのところに駆けつけたティアとジェイドの頭上から、なんかどっかで聞いたことのある声で、「人を殺すのが怖いなら、剣なんて捨てちまいな!」と聞こえた直後にアイスニードルをくらい、ルークとティアは気絶。

 艦橋奪還失敗した上に、捕まりました。あーあ。

 人間を殺すことに怯え、抵抗したのはこのシリーズではルークが初めてじゃないか?
 セネルの他は一般人だったのに(クレスはまあ剣士の家系だが)、皆容赦なく殺しまくってたもんなあ。
 知らない世界に放り出された感があってよい。
 とりあえず閉じ込められはしたものの、船の持ち主が味方にいるので心強いってもんで。
 隠してあった爆薬で壁をふっ飛ばし、船外へ脱出成功。
 ちょうどそこへ、連行されてくイオンもいたじゃないですか。
 さあ、取り戻し作戦!
 ティアの教官だっていう六神将のねえちゃんを追い詰めて、あとちょっとで成功…てとこで、ちびっこ六神将が操る魔獣に襲われて失敗。
 あーあ…また捕まるのか…
 と思ったとき。

 船の上から飛び降りてきた男が、刀を一閃!
 一気に形勢逆転!
 誰だそんな華麗に参上すんのは…て、ガイー!!!
 おなつかしやー!!

 思わぬ味方の登場で、イオンを奪還。
 おつきのアニスは行方知れずだけど、きっと無事だろうからあらかじめ決めておいた合流地点へ行こう。

 それにしても、なんでこんなところにガイが?
 どうやら強制家出した箱入り息子の捜索に、わざわざやってきてくれたらしい。
 それもナイスなタイミングで。
 ルークと再会を喜び、ジェイドと挨拶し、ティアと…
 ん?何故後退る。
 なんだかティアから逃げまどってますよ。
 女嫌いだとは設定にあったが、ここまで嫌いか!?てくらいのいやがり…つーかむしろ怯えっぷり。さっきのかっこよさが台無し。w
 昔なんかあったのか?
 まあいいや。

 ガイはどうやら戦い慣れているらしい。しかも対人戦闘も経験済み。お守り役だったはずなのに、いつの間に…。
 人を斬るのが怖いルークは、イオンと一緒にジェイド、ティア、ガイで守ってくれるってよ。
 でも、はいそうですか、とは言えないぜ男の子。
 確かに怖いけど、でも皆が戦ってるなら自分もやらなくちゃ。
 覚悟を決めたルーク、出発当時よりちょびりと成長?

 とにかく、約束してるセントビナーって街へ行こう。
 …げ。
 ここにも神託の盾がイオンを待ち構えてやがりますよ。
 どうやって入ろうかと悩んでると、ちょうど搬入に来たエンゲーブの馬車が。
 幸い顔見知りが乗ってたこともあって、それに隠れてあっさり侵入成功。
 いいのかこんなザル検問。w

 何はともあれ中に入り、アニスと合流しようと思ったものの、やっぱり向こうも警備が厳しくて入れなかったらしい。仕方ないから第二合流地点へ向かうと置手紙にあった。
 ここにいても意味がないんで街を出ようとすると、六神将どもが門に!
 慌てて隠れて様子を伺ってると、ジェイドが刺したはずのデカブツまで復活してやがりますよ!
 どうやらとどめを刺しそこなってたようですな…無能大佐。
 でも彼らは無能門番の「イオンはまだ入ってきていない」という報告を鵜呑みにして、どっかへ行ってくれました。

 さあ、次の合流地点へ行くか。
 迷子になりました。

 先へ進むと橋が落ちていて、遠回りをしなくてはならない。
 さて、どこへ行くか…
 て、どうもこのマップにまだ慣れません。
 気がついたら、変なところにいます。
 あれ?セントビナーからどっちに出るんだっけ?
 つか、ここってエンゲーブ?
 ん?確かここはタルタロスを最初に見たところ?

 ………かれこれ1時間彷徨って、やっとこ怪しい岩が乱立してる場所を発見。
 フーブラス川を渡る道、こんなところにあったんか…!!
 しょーがねーだろ箱入りなんだからよ!(ルークだけ)

 おー、これが橋を押し流した川かー。
 初めて見る自然の驚異にびっくり感心のルークは冒険+社会見学状態。
 それにしても、ガイがやたらマルクト国内のことに詳しいですよ?
 卓上旅行が趣味だとか言ってるけど、なんか裏にありそうな。
 ふふふ…きっとそこに、女恐怖症の原因もあったりするのかね。
 ティアの胸に腕を押しつけられて悲鳴を上げるなんて、男じゃねー!喜べよ!!

 なんとか川を渡ると、やっと国境の砦カイツールに着きました!
 ここにアニスがいるはず!!
 でもってキムラスカは目の前ですよ!いやっほう!あれだけ屋敷から出たがってたくせに、いざ外に放り出されると一刻も早く家に帰りたいのね。

 砦に入ると、旅券がないために検問でひっかかってるアニス発見!
 ぶりっ子したりしてどう頼んでも通してくれない検問に、いきなりドスの聞いた声で「月夜ばかりと思うなよ」って…(;゜Д゜)
 どっこい、ルークの姿を見た瞬間、掌を返したようにぶりっ子に戻りやがりました、こいつ。
 アニス、恐ろしい子…!

 何はともあれ、無事に合流も果たして一安心♪
 と思ったそのとき、空から降ってきた赤い髪の男にルークがぶっ飛ばされた!
 ぎゃー!!
 危うく殺されそうになったルークを助けてくれたのは、ヴァン師匠!
 さっきからお助けマンがいっぱいだ!
 この襲撃者は、鮮血のアッシュというらしい。
 なんとかアッシュを退かせたはいいけど、今度はティアが殺気だってる。
 そういや事の発端は、ティアがヴァン師匠を襲ってきたことだったんだっけ。
 でも師匠は誤解してると言って、宿で話をするから来いという。
 イオンに言われて、ティアも仕方なく話を聞きに行くことにしました。

 さっきからイオンをさらおうとしてる六神将はヴァン師匠の部下なんだけど、その動きは知らなかったとか。
 ルークは大好きな師匠の言うことだから素直に聞いてるけど、どうも胡散臭いよな…
 とにかく師匠から国境を越えるための旅券ももらえたし、やっとキムラスカに帰れますよ!!

 でも帰ったらまた軟禁生活なんだけどな…_| ̄|●|||

 ちなみにアニスが乗って戦っているぬいぐるみは、トクナガだとか。
 …どこかで聞いたような…て、セレスの執事かよ!!
 今度はぬいぐるみになって戦うか…がんばれトクナガ。
 カイツールの軍港に着いて、さああとは船旅…と思いきや。
 どっかで見た魔物がいるじゃねーの。
 これって根暗ッタのペット!?
 て、根暗ッタって誰よ。
 アニスが勝手に命名した、アリエッタのあだならしい。ひでえ。

 騒ぎの方へ行ってみると、アリエッタがペットに船を襲わせてる!
 しかも軍港にいた軍人も倒したり、ひどい有様に。
 上司のヴァン師匠に叱られて白状したところ、どうやらあのアッシュって奴に頼まれたらしい。
 しかも船の整備士を人質にとったから、イオンとルークを連れてコーラル城へ来いと。
 …なんかゲーム史上1、2を争うしょぼい人質だな。
 ヴァン師匠がこの始末は自分がつけるから、ルークたちは国境に戻って休んでろと言うけれど。
 コーラル城はさらわれたルークが発見された場所だし、ちょっと行ってみたい。
 どうしようか悩んでると、港の連中から整備士を助けてくれと頼まれた。なら行ってみますか。

 コーラル城はずっと昔からあるファブレ家の別荘で、今はもう使ってないんだとか。
 だからぼろぼろなんだけど、人が入ったあとがあるし封印とか施されたりしてるぞ。
 封印を解きつつ進んでいくと、なんだか変な音機関発見。
 なんだろう?
 これを見た途端、あのジェイドが顔色を変えたけど。でも今は関係ないみたいだから、スルー。

 と、そこでネズミか何かに驚いたアニスが、ガイの背中から飛びついた!
 そのとき、今までは女に触れられると震えてただけだったガイが、悲鳴を上げてマジで怯えてるじゃないの。
 どうやら過去に家族が死んだときの何かがトラウマになってる模様。
 本人も原因は覚えてないらしいけど。
 そうか、一応アニスも女扱いなんだな…とか阿呆なことに感心しつつ。

 とりあえず塔の一番上まで行くと、アリエッタがいた!…けど、そのペットにルークがさらわれた。
 あーあ…いかにも罠くさいところへ飛び込んでいくんだから…
 「大丈夫かなあ、もう…」
 ぼそりと呟いたティアたん、なんか妙にかわいいですよ!?
 いつもの生真面目な態度の隙間から、ぽろぽろとかわいい本性が…w

 ルークが気がついたとき、なんか変な台の上に固定され、キモイ野郎に何やら調べられていたらしい。
 何よ同調なんたらって。
 キモイ奴はさっさとどこかへ行っちゃったけど、仮面をつけた小僧が一人残ってる。
 さあルークのピンチ!となったら案の定、ガイがかっこよく参上。
 飛び込み様、仮面小僧に斬りつけ、その仮面を吹っ飛ばした。
 弾みで見てしまったその素顔に、ガイは思わず呆気に取られて…その隙に逃げられた。
 きっとイオンとそっくりなんだぜ。
 声が同じだし、髪も同じ色だからとか言ってみる。
 何はさておきルークを救出し、もう一度屋上へ行って整備士を助けなくちゃ。

 屋上へ行くとまたペットが襲ってきたけど、同じ手は食らうか!とミュウファイアで攻撃して回避!ちょっとは学習するぜ!ってとこを見せてアリエッタとペット2匹とバトル開始。
 アリエッタの術から逃げ惑いながらアリエッタをちまちま攻撃してる間に、ガイとジェイドが全部片付けてくれました…
 ぼっちゃま役立たず。
 ジェイドはアリエッタを殺そうとするが、イオンはどうしても助けたい模様。
 教団の査問会にかけるからと言って、なんとか命を助けてもらった。
 そこへヴァン師匠も合流してアリエッタの身柄を預け、さあ軍港まで馬車で行く?
 歩いて行こうかな。

 のんびり塔を下りていくと、ホールにさっきはなかった剣が一本刺さってました。
 何これ。
 調べたら戦えとか喋りだしたよ。
 何かいやな予感がするから、セーブしてから戦ってみたら…やっぱソードダンサーかー!!

 …死にますた。

 なかったことにして、今は軍港へ行こう。
 もうちょい強くなったら戻ってくるからなちくしょう。

 軍港へ戻ると、助けた整備士ががんばって船を修理中。
 こっちはそれまで休んでればいいわけで。
 なんだかアニスがジェイドと、ガイの女性恐怖症をどうしようか考えてますよ?
 からかわれてるうちに克服できるかも?とかガイが自分で言っちゃったもんだから、さあたいへん。
 「いじり倒せ」という大佐の号令のもと、アニスのぺたぺた大作戦が!!
 ガイの悲鳴の向こうで、いつの間にかもう一人ぺたぺた触ってる人が…て、ジェイドー!?
 なんなんだこの人!!w
 しかも最後に「かぶっ」て何!?
 噛み付いたのか!?
 何このおっさんやばすぎる!!w
 すったもんだありましたが、やっとこ船に乗れました。
 ルークとブタザルは海が初めてです。
 こっそりと海がお気に召したようですよ、ルークは。
 きっと箱入りだから泳げないんだ、うん。

 一通り船の中の仲間とお話してみる。
 ガイ曰く、初めて会った頃のルークは今と全然違ったらしい。
 記憶を失ったときになんかあったのか?

 ジェイドに、いきなり変なことを聞かれた。
 自分が自分でなかったらどうするかって?
 先の展開が読めてきたけど、まあいいや。

 イオンは神託の盾たちが起こした騒ぎとかで陛下に謁見できないんじゃないかと不安がってたけど、王様の甥っ子であるルークに任せとけ!

 アニスは、ティアが好みかどうか聞いてきやがった!
 照れもあって「うぜー」と答えるんだろうが、思わず中の人の意見で「好みのタイプ」と答えてみました。
 アニスはティアみたいなボインちゃんになってがんばって公爵夫人の座を狙うそうですよ。
 そうか、おっぱい星人かルーク…(ぇ

 ティアが前に言ってた、ルークは第七音譜術士じゃないかって話だが、どうやらルークにはその素質があるらしい。それのこととか、ティアにいろいろ教えてもらったよ。
 記憶を失ったって、普通は言葉とか基本的な動作は覚えているものだけど、ルークはきれいさっぱり、歩き方まで忘れたらしい。
 それを知ったティアはけっこうショックだったみたいだ…

 さて、ヴァン師匠はどこかなー…と甲板を歩いてたら、また頭痛が!
 しかも今度は、体が勝手に動き出す!
 なんだか頭痛と一緒に聞こえてくる声の主に操られてるみたいよ。
 ルークの手が勝手に動いて、変な力で持って船を…ぎゃー!!

 と、間一髪助けてくれたのは、ヴァン師匠。

 なんと、ルークには一人で超振動を起こせる力があるらしい。
 それは訓練すれば戦いの時には兵器にもなるから、今まで誘拐を恐れて軟禁されてたってのは、兵器として押さえられていたってことだった。
 それ以前に、さらわれそうになったのもその力のせいだった。
 なんてこった…
 てことはこの先一生軟禁生活ですよ!
 冗談じゃねえ!
 慌てるルークに、ヴァン師匠はルークが戦争を止めた英雄になればこの状況を脱することができると教えてくれた。
 師匠の言うことなら、妙に素直に聞いてしまうルークくん。
 なんかどっかの電波聖女と英雄大好き小僧を彷彿とさせるが、とにかく戦争を止めればいいんだよな!?
 と俄然やる気になった模様。

 つか、ルークに電波飛ばしてきたのは誰なのかね…
 連絡線の寄港地の、ケセドニアに上陸してみました。
 ここはキムラスカとマルクト両国の国境でもあり、いろんな中継地点でもあるようだ。

 まずはここの領事館に寄って…と思ったら、なんか色っぽいねえさんがルークに絡んできた。
 何が何だかわからず見送ろうとしてると、ティア曰くなんとスリだったらしい。
 財布盗まれたよぎゃー!!
 …て、なんで買い物の仕方も知らなかったようなルークに財布を持たせてるのか?
 まあいいや。
 仲間がいたようだけど、ティアが捕まえてくれました。

 このスリ集団、ただのこそ泥じゃありませんでした。
 なんと、噂の漆黒の翼!!
 今度はなんだかマージョ様とグロッキーとワルサーのような。(古)

 ルークの財布がすられたことに、ティアだけじゃなくジェイドも気づいてたらしいんですけどね…おもしろそうだからほっとかれてました。
 …この人は…w

 気を取り直して、街の中をお散歩。
 建物の裏に行けそうだったんで通ってみようとすると、なんか行き止まりになってて変な人が立ってた。
 え?ありじごくにん?
 何その怖いキャラ…
 彼の言うままにアップルグミをあげると、からあげのレシピをもらえました。
 なんだいい奴じゃん、ありじごくにん。
 でも、アップルグミは砂の中に飲まれてったけどな…
 蟻地獄人…漢字で書くと怖い。

 領事館へ寄ってみると、船の準備にはまだ時間がかかるから、街の散歩でもして来いと言われた。
 でももう散歩はしたんで、こないだ仮面小僧から盗んだ音譜盤とやらの解析をするために、アスターさん家に行くことに。
 なんかすごい宮殿です…
 解析はあっという間に終わって、とりあえず屋敷の中を捜索してみると、「時をかける少年の人形」てのを手に入れた。
 赤いバンダナを巻いたこれは…クレス!?
 アニスに早速装備。
 次に戦うときが楽しみだ。w

 さて、船の準備が整ったらしいしそろそろ…と思ったら、あの仮面小僧が音譜盤を取り戻しに襲ってきた!
 ガイとすれ違い様、腕になんか怪しい術をかけやがりましたよ!
 でもなんとか逃げて、船に飛び乗って逃走成功。

 船を見送る仮面小僧のところへ、高笑いしながら空飛ぶ椅子に座ってるキモイ人がやってきた。
 長々と口上を述べるも、完全無視…
 そういやこの人、コーラル城でも無視されてたな。
 …そういうキャラか?

 一方船の中で、解析結果を読んでいた。
 フォミクリーとかいう、同位体を作る研究の資料らしいですよ。でも書類の一部は、さっき襲われたときになくしちゃったらしいけど。

 そんなとき、また神託の盾が襲ってきた!
 今度は誰だ!?
 と思ったら、変なロボットが…
 むきー捕まえられねー!

 なんとかこいつを捕まえて片すと、あの椅子の人がやってきた!
 ジェイド曰く、
 「はなたれ」のディストらしい。
 興奮すると鼻水が出るそうですよ…
 そうか、やっぱりそういうキャラか…

 とにかくこいつを倒そうってんで、こいつが動かしてるらしいロボットをぶちのめした。
 するとディストは椅子ごと空の彼方にぶっ飛んでいき、そのまま海へ…

 ………なんか予想以上の扱いでした。



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