その3

 ケテルブルクに上陸すると、そこはジェイドの故郷だという。
 へー、こんな雪国出身だったのね。
 しかもここから天才が二人輩出されたとかいって、その一人はもちろんジェイドで、もう一人はなんとあのディストだとか言いますよ。
 いやー、恐ろしい産地ですなここは…

 ここの知事に船の修理とかを頼みに行くと、そこにいたのは金髪美女。
 髪の色が似てるなーと思ったら、ジェイドの妹かよ!!
 歪みまくった兄に比べて、妹のネフリーさんは常識的で優しくていい人でした。雪国色白美形兄妹。
 妹さんはもちろん快く船の修理を引き受けてくれて、宿の手配もしてくれましたよ。今夜は高級ホテルだやっほう。

 ん?あとでルーク一人で来てほしいって?
 いやー困るなだってネフリーさん人妻じゃんはっはっ…て、そういうことじゃないのね…ちっ。

 ネフリーさんはルークがレプリカだと聞いて、なんでジェイドがフォミクリーなんてものを思いついたかを話してくれた。

 そして天才誕生秘話を聞きましたよ…
 すげえや、最初のフォミクリー成功が9歳かよ!!
 この多方面っぷりは、ハロルド以上だよこの人すげえ。
 同時に、天災天才くんの過去もいろいろと聞きました。
 そうか、ジェイドもいろんな人に触れて、人の心を知ったのだね…。ネビリム先生たちがいなかったら、どうなっていたことか。ひいぃ

 いいこと聞いたと思ったが、ジェイドにゃしっかりばれていた。しかもその話をうっかり誰かに話すと、あとでお仕置きが…((((;゚Д゚))))
 口が裂けても話しちゃいけないと思いました。

 ちなみにこの街で、いろいろ妙なことが判明。
 アニスのトクナガを作ってくれたのは、ディストだったんだって。
 寂しんぼディストに一度優しくしてあげたら、トクナガを作ってくれたんだと。
 かわいい奴だな。w
 そしてティアがトクナガ萌えでもあることも判明。
 …ティアのかわいいもの基準がわからなくなってきた。

 さて、じゃあカジノでたんまり…じゃなくて働こう。
 そして一行が向かったのは、ホテル2階のレストラン。
 さあ、バイトしといてティア!

 それにしてもお城のメイド服といい、ティアには絶対コスプレ願望があると思う。
 きっと猫耳とかつけたら、喜んで気絶しちゃうよ。
 かわいいなあ。早くモンコレレディ着せてやりてえ。

 小遣い稼いで、さあ出発。
 でも今の状況では港が封鎖されて直接は寄港できないから、崩れたローテルロー橋から上陸して歩いていくことにしよう。めんどくせーけど。

 首都に向かう森に入ると、大佐権限でジェイドだけは入れたものの、他はイオンでさえ足止め。事を荒立てたくないので、ジェイドが通行許可をもらってくるまで待つことに。

 ぼーっと待ってると、森の中から悲鳴が!
 何事かと走っていくと、どうやら神託の盾が襲ってきたらしい。
 たいへんだ、奴らグランコクマで何かやらかす気か、とお迎えが来る前だけどこっそり森へ潜入。

 岩や木に隠れながらじわじわ進んでいくものの、すぐ見つかりやがる。
 かくれんぼは得意なんじゃないのかルーク!!ちくしょーきっと隠れてるのが丸見えでもガイが見逃してくれてたのを、勝手に得意だと思い込んでただけなんだよ!
 途中で諦めて、見張りを倒しながら進みました。ごめんマルクト兵。

 森の奥へ行くと、そこにはラルゴがいた!
 ラルゴはナタリアに思うところがあるみたいね。何か気にしてる。
 さてまた戦闘か!?
 と思ったら、なんとガイがルークに斬りかかってきた!
 前に食らったカースロットのせいらしい。
 あわわ…どうしよう、と思ったとき、地震が!
 隠れてた樹上から転げ落ちそうになったシンクを見つけて矢を放ち、なんとかガイへの影響を断つことができた。
 騒ぎを聞きつけてマルクト兵が来たけど、今は気絶したガイをなんとかしたいし、暴れるわけにもいかないからとりあえず捕まっておこう。

 ちなみに。
 ルーク曰く、ティアたんのチチはメロン級だそうですよダンナ!!(誰
 一応グランコクマに連行されたものの、待っていたのは色黒銀髪のかっこええにいちゃん。ジェイドから聞いて、ちょうど迎えに行くところだったんだって。
 開放してもらって、ガイはイオンが解呪してくれるっていうので宿へ連れてきましょう。
 …え?カースロットでは、人を完全に操ることができない?
 だから襲い掛かってきたってことは、その人の中に相手に対する憎しみがあったってこと?
 てことは、ルークはガイに実は…?
 がーん…
 すっかりへこみつつ、ピオニー陛下に謁見することにしました。
 いやー、マルクトの王はどんな人かなあ。ジェイドに人の命の大切さを教えてくれた友達だっていうから若いんだろうけど、きっと威厳備わる人なんだろうなあ。
 さあ、いざ謁見の間へ!

 …あれ?
 なんか玉座にサーファーみてーな人が座ってるよ?
 マルクト国王ピオニー陛下は、ばりばり遊んでそうなにいちゃん(おっさん?)でした…orz
 しかも「俺のジェイド」呼ばわりしてるよこの人。

 すてきだぜマルクト!!
 これが国王で、あれが大佐か!!w
 きっと二人で腹の内の読めねー会話してるんだろうな!
 陛下から軍人まで美形揃いのマルクトに住みたいです。

 セントビナーの話をしたところ、キムラスカとか議会との問題で盛大に軍を動かすわけにはいかないらしい。それならルークたちが助けに行くからいいでしょ?てことでまとまりました。

 さあ、ガイのカースロットも解けたっていうし、拾っていくか。
 ガイがルークを憎んでたって件は、きっと自分のわがままでいやな思いをさせてしまった鬱憤がたまってたんだろうと思ってたんだが、ガイが真相を語ってくれました。
 実はガイは、マルクトの貴族ガイラルディア家の御曹司でした!
 でもってホド戦争のとき、ルークのお父ちゃんに家族を殺されたという過去があったんだそうな。
 その復讐のためにファブレ家に乗り込んできたんだと。
 てことは、あの庭師のじいさんもその関係だったんだね…
 全然知らなかった。
 でもガイはルーク本人に対しては、わだかまりはあるけど直接の恨みはないんだと。相手は父親なんだから。
 だから、友達でいてくれるんだね…つくづくいい奴すぎておまえ…・゜・(ノД`)・゜・
 それにしても、やたらノーブルな方が多いパーティだな。

 さて、セントビナーまでぱっとたどり着くと、マクガヴァン爺に早速崩壊の危険性を報告して救助活動開始!
 おお、ルークの働きはすごいぞ。アクゼリュスが嘘のようにてきぱきと。
 そんな姿に、皆も少しずつ彼のがんばりを認め始めてくれてます。
 がんばれルーク!

 さて、あとちょい…てとこで、空気の読めない男ディストが襲ってきた!
 邪魔すんなっつーの!
 譜業をぶっ壊して、さあ救助の続きを…と思ったら、もう崩壊が始まってマク爺はじめ何人かの住民が沈みはじめちゃった!
 ぎゃー!てめえのせいだディストー!!

 どうしよう!手は届かないよ!
 力場の関係ですぐには落ちないで浮いてられるけど、時間の問題。空さえ飛べれば…
 じゃあ空飛ぶものを調達してこよう。
 シェリダンで空を飛ぶ音機関が開発されてるらしいという音機関マニアのガイ情報で、そこへ急行することに。

 海上で迷子になりつつ、シェリダン到着!
 最終兵器イオンに頼んで空飛ぶ音機関を貸してもらおうぜ…と思ったら、そう簡単にはいきませんでした。
 肝心の浮遊機関を積んでテスト飛行中、事故ったらしい。それを助けてきたら貸してくれるってんで、早速救助しに行くぜ!!
 高原に行ってみると、飛晃艇とやらは崖から落っこちる寸前でした。アンカーを左右から打ち込まないといけないので、二手に分かれよう。
 ティアとジェイドと組んで、途中ででっかい魔物に襲われながらも無事に救出成功。
 これで空を飛べるぜ!
 墜落パイロットのギンジの妹ノエルに操縦をお願いして、早速セントビナーへごう!!
 なんとか皆を助けた直後に、セントビナーが崩落。ぎりぎりでした。
 …そしてふと気づく。
 一応グランコクマからシェリダンまで船で数日かかるんだよなあ。それを往復して、さらに救助活動して…。これだったらロープとか調達して救助した方が早かったんでないかい?つか、そんな長いこと落ちずに浮いてたんだ…

 まあいいや。なんでだか一緒に魔界まで来て、セントビナーの大地が飲まれずにかろうじて浮いてるのを確認。
 これをなんとか沈まないようにできないかなあと相談した結果、セフィロトを使って浮いてられるようにできるだろうと。
 そのとき、何があっても嫌味しか言わなかったジェイドが、初めてルークを叱ってくれましたよ!
 叱ってくれるのは愛情の裏返しだからね。妙に嬉しいルークがかわいい♪
 そういえばティアだけは、会った最初からルークを叱ってくれたよねー、とじわじわルクティア分が滲み出てきました。

 とにかくセントビナーを支えるパッセージリングは、一緒に落ちてきたシュレーの丘ってとこにあるらしい。じゃあそこに行ってみようぜ。
 ヴァン先生に先回りされてるんじゃないかという不安が的中したよ。セフィロトがうまく開放できないように封印されてた。
 でもそんなものはルークの超振動に任せとけ!
 ティアとの特訓の成果を見せてやろうとばかりに、きれいに超振動を操るルーク。
 うおおすげえ!
 きれいに封印だけ消して、セフィロトが放出されました。
 喜んでティアに抱きついてますよこの子ったら!!
 ルクティア分も放出開始ですな。でもなんでだかお子様っぽいのが悲しいところ…ルークのいいところとも言うんだろうが。とほほ。

 何はともあれ、これでセントビナーは浮いてられるよ。
 これで一安心…と思ったら。
 なんとこのセフィロトツリーは、エンゲーブの辺りも支えてたんだそうだ。
 え?これ今魔界にあるよ?てことは…エンゲーブも落ちるー!!

 そして慌てて地上に戻った彼らが目にしたのは…
 戦争でした。
 遅かりしルーク之助。orz
 放置しといたモースが仇となって、見事にキムラスカを動かしちゃったようですな。あーあ。
 停戦させるために、また二手に分かれますよ。そして気がつけば、前と同じ班分けになってました。
 キムラスカ側は当然ナタリアが、マルクト側はジェイドが行くってんで、なんとなくジェイド方面へ。
 エンゲーブに着いて急いで避難するように説明して、女子供や年寄は飛晃艇のアルビオールに乗せて、残りをルークたちがケセドニアまで護送することに。
 なるべく戦わないように…とは言われても、出現する敵の接触判定がいつもより広いよ!結局2回ほど戦っちゃいました。
 でもけっこういいものもらえたからよしとしよう。

 一方ナタリア組は、カイツールで停戦するよう説得してみたけど、相手がセシル少将なんて一将校の身分ではどうしようもなくて失敗。
 総大将のアルマンダインがケセドニアにモースと行ってると聞いて、移動開始。
 …こっちは避難民を連れてないが、ジェイド組よりエンカウント数がかなり多くなってしまった…これってもらえるものに影響したんだろうか、まあいいや。

 ケセドニアで合流して、そこでアルマンダインに会うことができた。会戦のきかっけになったナタリアの死ってのは誤報だったんだから、今すぐやめろと。
 が、モースがそこでとんでもないことを言ってくれました。
 ナタリアは本当の王女じゃないんだから、関係ないって。

 え?
 まさか、ナタリアまで偽者!?

 こっちは、生まれたときに王女とすり替えられたらしい。
 ショックのあまり立ちすくむナタリア。
 そりゃそうだ。ルークみたいに人間であることさえ否定されたわけじゃないけど、自分の存在を突然否定されたんだから。

 モースは意地でも預言どおりに事を運ぼうとして、戦争を続けさせようとしてるらしい。
 偽王女だろうととにかくそれはやめさせなきゃいけないので、どうしよう?
 と、そこへ砂漠にも崩落の予兆が出てるとの報告が。
 こりゃまずい。どうやらここもヴァン先生にやられたらしいよ。でも非難させようにも、戦争のせいで非難もままならない。どうしよう?
 困ってると、ジェイドがいい案を思いついてくれた。
 セフィロトツリーは消えちゃってても、残る力で落ちる大地を軟着陸させられるんじゃないかって。それなら上に乗ってる人々は無事だな!
 それをやってみるために、パッセージリングがあるはずのザオ遺跡に行こう!

 …としたところで、アッシュ通信がきました。
 お久しぶり。え?オアシスに来い?
 まあ通り道だし、行ってみましょ。

 オアシスには約束どおりアッシュがいました。
 何の用かと思ったら、ルークに何か異常が起きてないかって聞いてきた。
 レプリカのルークを心配するわけはなし、もしかしてオリジナルのはずのアッシュの身に異変が起きてるんじゃないの!?((((;゜Д゜))))
 こんなときにアッシュにまで何かあったら、ナタはどうすりゃいいのよ!

 アッシュは、戦場になってるエンゲーブ近辺の崩落の兆しや、パッセージリングの便利な特性も教えてくれました。
 ふふふ、親切だね!
 なんだかお助けマンになってるアッシュ、一人で行っちゃわないでナタを支えてあげてくれ!
 ザオ遺跡の底にもパッセージリングがあったものの、やっぱり同じように封印がされてました。
 でもそんなもの、ルークにお任せ!
 さらにアッシュから聞いた、他のパッセージリングを遠隔操作するために文字を刻んだりする細かい作業も、任せとけ!
 いやほんと、上手になりましたな。
 …どっこい弟子がうまくセフィロトを開放した直後、ティアが眩暈を起こして倒れちまいました。
 きゃー!
 慌てて抱き起こすルーク…と、助けたくても相手が女なもんで腰が引けちゃったガイ。
 そろそろ女性恐怖症もなんとかしないとなあ…

 とにかく、崩落する大地の軟着陸は成功。すげーやジェイド。さすが天災天才!
 この混乱で、きっと戦争どころじゃなくなってるだろうから一石二鳥。これで他のパッセージリングも同じように操作して、崩落してもなんとかすることができるね!
 …と思いきや。ジェイドがいやんなことを教えてくれました。
 さっきのパッセージリングのところに、このままだとパッセージリングの機能が停止して、セフィロトツリーが消えて外殻大地が全部落ちるんだと書いてあったそうな。
 ギャボー!!(;゜Д゜);゜Д゜);゜Д゜);゜Д゜)

 こないだから、預言ははずれっぱなしじゃん!使えねー!
 でももしかすると、ティアのじいちゃんですら見られない第七譜石にそのこととか書かれてるかも?それならイオンが見られるじゃん。
 イオンは何かやることがあるからって、モースとダアトへ帰ったのよね。てなわけでダアトへ来て、イオンに読んでもらった。
 そしたらもー今まであったことなんて全然書かれてないわけで。それ以前に、レプリカルークの存在すら書かれてなかった。
 ヴァン先生がその計画をはじめたときから、預言とずれはじめてたんだね。

 モースはこっそりディストと組んで、まだ戦争を続けようとしてるらしいし。
 なんとかせにゃー…と思ったが、ダアトを出ようとしたところでノエルを人質にとられて、モースに捕まっちゃった。そしてそのままバチカルへ連行…ぎゃふんorz

 バチカルへ帰ったルークとナタリアを待ってたのは、王女の名を騙ったという強引な罪を着せられての処刑でした。
 毒杯まで突きつけられて…危ういところをティアたちに助けてもらったものの、やはり国王の真意が知りたいナタリア。
 謁見の間に行ってみると、そこには国王の他にモースや何故かラルゴまでいました。そこにはナタリアの乳母もいて、本物の王女が実は死産で、王妃を思いやって自分の孫とすり替えたんだと。
 キムラスカが繁栄するという預言を信じて、戦争を続けようというモースの言うままの国王は、血が繋がってないとはいえ18年間育てた娘を処刑するように言いました。
 …目を逸らしながら。

 兵士に囲まれて危なかったところに飛び込んできたのは…
 アッシュー!!僕らのヒーロー!!!
 最初に他の場所に捕まってたティアたちを助けてくれたのもアッシュだそうで、もう大活躍!
 慌てて城の外に出ると、ルークの家の部下の白光騎士団や、実はガイの剣の師匠だったっていうペールが助けに駆けつけてくれた!
 さらに、バチカルの人々までナタリアを助けるためにがんばってくれた!皆、今までナタリアがやってきたことに感謝してるからだよ。
 血が繋がってるとかいないとか関係なく、皆の王女はナタリアなんだ。
 それに、アッシュはナタリアと一緒にこの国を変えていこうといった幼い日の約束をちゃんと覚えててくれた。
 アッシュにも国民にも愛されてるよ…よかったね…!・゜・(ノД`)・゜・
 ルークとは逆に、今までの行いが見事に結実しました。
 道が大地ごと削れてなくなっちゃったから、別のコースで逃げなくちゃ。てなわけで湿地帯にやってきたが…遅い。
 遅いよサンドロック!じゃなくて、歩みが遅い。
 さらに戦っても経験値もお金もくれないベヒーモスとかいうモンスターが出やがりますよ!アイテムの無駄なんで、とにかく逃走。
 て、宝箱の手前でいちいち出るんじゃねー!!
 それでもなんとかかいくぐって宝箱を回収し、湿地帯を突破してなんとかベルケンドに到着しました。
 そういえばここにはアッシュが調べものに来てたんだっけな。フォミクリーの研究所でスピノザがヴァン先生と何か企んでたみたいだし、行ってみるか。
 さて、入ろうか…と思ったら、ルークがアッシュと間違えられ、神託の盾に捕まって中に連行されました。
 …まあ結果オーライ。
 中で待ってたのは、なんとヴァン先生とリグレットでした。
 ヴァン先生の態度には、かつて装ってたいい先生の影は微塵もありませなんだ。
 さらに、実はヴァン先生はかつてガイのお守り役だったことが判明。一緒にホドの仇を討とうと言っていたらしい。でも、ガイの思惑とヴァン先生の行動は、今やあまりにかけ離れすぎちゃった。
 だってヴァン先生は、外殻大地全部を落として人間を全滅させ、預言に支配されない新しい世界にはフォミクリーで作った人間たちを置けばいいって考えてるんだ。
 なんじゃそりゃ。つきあってられるかってーの。
 このときヴァン先生の手から助け出してくれたのも、アッシュでした。
 アッシュはルークと同じなんだから、つーかむしろ本物なんだから、超振動ももちろん使える。ヴァン先生の計画には超振動が必要だから、アッシュに協力しろと言ったんだが、あっさり断られた。
 そりゃそうだ。アッシュは誰よりこの国を考えてたんだぜ!つか、ナタリアに危害が加わるようなことは許しません!
 さらにアッシュはノエルを助けてくれ、イオンから託された禁書をくれました。
 もー、アッシュさまさま!かっこよすぎ!

 ジェイドが一晩かけて読んだ禁書には、魔界の瘴気と液状化した大地の件が書いてあった。
 液状化してるから大地が沈むんで、その液状化を止めるためには振動してる地殻を止めりゃいいらしい。
 そのためには禁書に書いてある音機関を作らなくちゃいけないので、ガイが知ってるっていう研究者に会いに行ってみた。
 そこにいたのは「い組」の人たち。シェリダンの「め組」とライバルらしくて、ちょっと焚きつけたらあっさりオッケー。w
 さらにここの知事も抱きこんだ方が安全だからって、さっさと交渉しに行ってくれた。

 …が、その計画をスピノザに盗み聞きされてもた。逃げてく奴がヴァン先生にちくったらまずい!追いかけなきゃ!
 え?アッシュがスピノザを追ってくれるの?
 めちゃくちゃいい奴だなおまえ…このツンデレキングめ。

 でもアルビオールの飛行機関はディストに取られて飛べなくなっちゃった。
 地上と水上を進むことはできるらしいんだが…こんなことなら、もっと飛んでおけばよかった。仕方なく、水の上をじりじり進んで追いかけることになりました。

 それにしても。
 なんか最近、ガイナタ分も放出されはじめてますよ。うかうかしてられないぞアッシュ!w
 スピノザ追跡は、結局アッシュも失敗した模様。途中で神託の盾にかっさらわれたんだって。なんだよーでかい口叩いといてもー。
 ヴァン先生にはもうばれたってことだから、い組の連中はとっととシェリダンに逃がしてくれたって。
 でもたった一人でこれだけやってるんだから、すごいよなアッシュ。

 こっちはイオンからパッセージリングがタタル渓谷にあるって聞いて、封印も解いてもらうために一緒に出発。
 なんかイオンはもう9割くらい一緒に旅してる気がしますが。ここまでキーキャラになるとは。
 ダアトを出ようとしたところで、アリエッタが襲ってきた!しかもその攻撃のとばっちりががイオンにも当たりそうになったとき、一緒にいたアニスのお母さんがかばって倒れた!
 その光景を見たガイの中で、何かが…
 もしかして、何か思い出した?
 とにかくアリエッタを押さえてアニスのお母さんも治療して、事なきを得た。
 でもってガイは案の定、家族が殺された瞬間の記憶を取り戻したんだそうな。

 ファブレ家の兵士が襲ってきたとき、まだちびっこかったガイを守って、お姉さんやメイドたちが目の前で死んでいった。
 そして気がついたら、折り重なった死体の下にいたらしい。それで女性恐怖症になったのか。
 後ろからってのに特に弱いってのは、きっとそのときちびっこガイはうつぶせになってたんだろうな。
 女性恐怖症はトラウマのせいだってわかったから、原因が全くわからない状態よりは、改善する可能性が出てきたかもね。
 早く克服して、脱・童t(ry

 一旦シェリダンに寄って、液状化対策をどうするか具体的に…と思ったら、め組対い組で年寄どもがガキのようにいがみ合ってました。この人たちはもー…それどころじゃねーっての。
 振動を止めるにしても周波数が知りたいっていうから、その計測器を持ってタタルへ行くことになりました。
 その間にめ&いで組んでもらって、地核の振動を止める機械を作ってもらうことになった。

 タタル…思えばここが出発点だったっけ。いきなりここにティアと吹っ飛ばされて、だけどあの頃と今ではあまりにも状況が違いすぎて。
 あのときは暗くて見つけられなかった道を進むと、噂の崩れそうな壁発見。これでミュウが飛べるように!
 ミュウウィングは空を飛び、ミュウビームは熱光線♪(そんな歌はない)

 山の中を進んでくと、また地震が!
 そのとき崖っぷちにいたアニスが足を踏み外して落ちそうになったのを、側にいたティアがなんとか掴んだよ。
 でもティアの力じゃ、それ以上どうしようもない。引き上げられないし、落としちゃうかも…
 そんなとき、駆けつけたガイが一瞬怯んだものの、腕を伸ばしてアニスを引っ張り上げた!

 ガイが女に触れたよ!
 やっぱりあれからちょっと改善の兆し!?この調子で、がんがん治ってくか!?
 …というわけにはいかず、ぺたぺた触ると悲鳴上げたよ…
 天然たらしが行動を伴うようになるのは、まだ先だね。

 血の記憶…ゼロスは雪がだめになったけど、ガイは女か。
 もし女性恐怖症がなかったら、最強のたらし野郎になってたに違いない。トップにして移動すればきっとアイテムもらえたよ。
 ヴァン先生はタタル渓谷のパッセージリングには手をつけてなかったらしい。
 それはそれで怪しいけど、とにかくここに他の大地が落ちたときのための準備を施しといて、一安心。振動数も計測できたんで、シェリダンに戻りました。
 じじいたち曰く、まだ残ってたらしいタルタロスを使って近くの振動を止めるんだと。
 どこに置いてあったのかという疑問は無視され、タルタロスで地核に突っ込み、そのあとアルビオールで脱出するってのが作戦だ。

 でも…それをやる前に、やっぱり世界のことだから、キムラスカとマルクトに納得してもらいたいよね。二国しかないのかこの世界。狭いな。
 大地が魔界に落ちたあと、治めてってもらわなくちゃいけないんだから。停戦もうやむやになってるし。
 でもナタリアは自分の出生のことで悩み、一晩考えさせてくれって…

 一人朝日を浴びて思い悩むナタリアに声をかけたのは、アッシュ。
 おまえ、どこから…w
 つか、実はナタリアをストーキングしてるだろう、絶対。
 だってバチカルへ行くって提案したのは、ついさっきのことじゃないか。どこで聞いてたんだおまえ。
 アッシュはナタリアに、子供の頃の約束は、おまえが王女だから交わしたんじゃないと言った。
 一生、一緒にって…
 完全にプロポーズ…(*´∀`*)
 ナタリアはナタリア。アッシュが惚れたのは、ナタリアって個人だったんだから。その心に惚れたんだから。
 ああもう、愛!!
 でもそこでナタリアに触れないところが、アッシュなのよね。wでもちくしょー肩くらい触れよー!

 アッシュから勇気をもらって、ナタリアはバチカルに戻る決意を。
 実は二人のめろめろシーンをこっそり見てたルークは、自分の存在への負い目で落ち込んだりもしたけど、こっちはティアに力づけてもらった。
 今までの時間はルークのものなんだからって。
 「あなたはここにいるのよ。」
 もう、アシュナタ、ルクティア祭り!!

 バチカルに帰ると、捕まらないようにイオンを立てることでお城へ潜入成功。イオン様も権威の振りかざしどころを心得てます。
 そして自室にいるっていう王様のところへ行くと、迷いながらもジェイドが作った書状を受け取ってくれた。
 王様の後ろに飾ってあった、ちびっこナタリアの肖像がめちゃくちゃかわいい!
 つか、もし偽の娘だからってばっさり切り捨てる気満々だったら、こんな肖像画残してないって、ねえ?

 一晩考える時間を与えて、翌日謁見すると、案の定モースもいて偽の王女にそそのかされて和平なんてとんでもねーとか言いやがったけど、ルーク必死の訴えで(ティアの受け売りだったけど…)血がつながっていなくても、ナタリアは自分の娘だと言ってくれた。
 ナタリア…!!・゜・(ノ∀`)・゜・
 もちろん、和平の件もおっけーしてくれた。あとは正式に条約を締結してもらうだけだね。

 ちなみに王様の部屋には、ナタリアが生まれたときの親ばか日記が残っていた。
 よかったね…!



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