その4

 条約締結の場は、両国代表者に実際に魔界を見てもらいたいってこともあり、ユリアシティに決定。
 ピオニー陛下はなんか楽しみにしてる模様。
 バチカルの闘技場にも行きたい見たい出たいと駄々こねてたらしいし。それを適当にかわしてなだめるジェイドの姿が目に浮かぶ。
 全くこの人は…最高です。

 だがしかし。
 魔界に下りるには、アルビオールの飛行能力を復活させる必要がありますな。その浮遊機関をとっちゃったのは、ディストだっけ。
 とりあえず犯行現場のダアトに行けば、情報がわかるかも?と、ダアトに行ってみたルークたちの元へ、どこからともなく紙飛行機が飛んできた。
 差出人はディスト。
 ケテルブルクで待ってるから、とにかく来い。ダアトには何もないから!としつこく念を押してある…てことは、ここにあるんですね。
 ディストはほっといてケテルブルクで凍らせといて、ダアトを調べてみた。
 すると神託の盾本部にいる付き人のライナーって人が動向を知ってるらしいってんで、本部に入ってみると…普段はいないセキュリティが。もう大切なものを隠してるのばればれです。
 いやもうおもしろいよディスト!!w
 最下層にいたライナーに会うと、彼が浮遊機関を持ってることが判明。騙し討ちで眠らせて奪い取り、任務完了。
 …さすがジェイド一味。主役らしからぬあくどさ。そこに痺れる!憧れるぅ!

 そうそう、会談には陛下たちの他に自治都市代表のアスターも参加させることにして、復活したアルビオールで両国の陛下を魔界へ運んで場が整い、無事に和平条約が…てとき、ガイが怖い顔をしてインゴベルト王に詰め寄ってきた。
 あのとき、なんでホドを消滅させたのかと。
 そうだった、ガイはあのときの復讐がしたいんだった。
 聞かされてた話では、キムラスカがホドを消滅させたことになってた。
 でも本当は、ホドでフォミクリーの実験をしてたのがばれないように、マルクト側が消滅させて、キムラスカのせいだと言い張ったんだと。
 そのときに使われたのが、超振動。
 しかも超振動を起こす装置とつながれたフォミクリーの被験者ってのが、実は当時11歳だった子ヴァン!
 なんてこった…だから超振動とかフォミクリーのことに詳しかったのね。

 ずっと知りたかった真相を教えてもらい、謝罪もしてもらったガイは剣をおさめた。
 強いよなあ、ガイ…。家族の仇を二人も目の前にしておきながら、剣を引くことができるんだから。今二人を殺しても何もならないってわかってるとしても。よい男だ。


 ともかく無事に和平条約は結ばれて、瘴気の問題は両国が共同で研究することに決定。
 んじゃ自分らは地核の振動を止める作戦に出ますか!
 シェリダンに戻ると、既に準備完了。
 よし、これから作戦実行するぜ!時間制限があるから急いでね!てときにリグレットたちがシェリダンを襲撃!必死に止めようとするめ組やシェリダンの人々が、殺されていく…
 関係ない一般人を巻き添えにするなんて…とかつての教官の行動にティアは嘆きつつ、彼らの犠牲を無駄にしないためにも港へ走っていくと、ヴァン先生が!
 さすがに地核の振動を止められては計画に支障が出るらしく、自ら妨害しにきやがりました。
 でもその前に立ちはだかったのは、い組の連中!ぎゃー!逃げてー!!
 無残に斬り殺される彼らを背に、タルタロス発進!

 なんか侵入者がいるっぽいけど、時間がないから先に地核へ飛び込んだ。装置を起動させて、さあ脱出…と思ったところへ、シンク登場。
 侵入者はシンクだった。そして何度目かになるシンク戦開始。
 うおわー、敵の秘奥義にもカットイン入るんですな!!
 なんて感心しつつ、シンク撃破。
 そのときシンクの仮面が落ちて…そこにいたのは、やっぱりっつーかイオンと同じ顔でした。
 てっきり、本物はシンクでイオンがレプリカなんだと思ってた。ルークとアッシュみたいなもんで。
 が、事実はもっとめんどくさかった。
 二年前、本物のイオンは死んでいた。そのとき被験者イオンの希望で作られたレプリカの7番目の末っ子が、今のイオン。シンクもレプリカだったけど、失敗作としてザレッホ火山に遺棄されたのをヴァン先生に拾われたらしい。
 あちゃー、二人ともレプリカだったのね。てことはシンクのがお兄ちゃんか。
 二年前、被験者とレプリカが入れ替わったから、ばれないように導師守護役のアリエッタとアニスが入れ替えられたりしたわけだ。
 アリエッタはそんな事情を知らないから、イオンに捨てられたと思っちゃってるんだね。かわいそうに。

 それだけ語ると、シンクは地核に身を投げて死んだ。
 そのとき、イオンは生まれて初めて涙を流したよ。イオンもまだ生まれて2年目だもんね。

 涙を拭いて、いざ脱出!
 と思ったが、アルビオールを浮かせるための譜陣がシンクに消されてる!今までせっせと甲板掃除してたんだ…シンク…
 甲板をモップで拭いてるシンクを想像すると萌えるとか言ってる場合じゃない。
 ぎゃーどうしよう!
 とにかくまだ痕跡は残ってるから、その上に大急ぎで描き直すしかない。ジェイドをメインに、ティアが痕跡を読んでルークが言うとおりにミュウファイアで光の玉を動かして、譜陣を描くサポートをする。
 うおおお斜めが難しい…!!時間がないってのに失敗しまくってごめんよ!
 なんとか譜陣を描き終えて、今度こそ脱出…と思ったとき、またいつものアッシュ通信!?と、今度は違った。
 誰?
 その謎の声はユリアの血を引くティアに気づいて、その体にとり憑いて喋り始めた。
 憑依したのは、なんと伝説のローレライだって。おおお実在したんだ!
 ローレライは自分の存在が危機にさらされてるって伝えてきた。セフィロトの暴走もそのせいだと。
 なるほど。だんだんやるべきことが見えてきたね。

 でも、ティアがまた倒れちゃったよ!
 ここんとこ体調悪そうだったし、やっとひと段落ついたんで一度検査してみれば?てことでベルケンドに来てみた。
 そして検査の結果、怖いことが!
 第七音素が瘴気に汚染されてて、パッセージリングを開放するたびに汚染された瘴気がティアの中に流れ込んでしまってたんだと。それを体外に放出することができず、だんだん内臓が弱ってきちゃってこのまま続けてると死んじゃう…て、ティアー!!!(;゜Д゜)

 どうしよう。
 でもパッセージリングを開放しないと、大勢の人が死ぬ。
 そんなものを天秤にかけられて…
 それなのに、そんな強さを見せないでよ。たまには弱さを見せてほしい。
 だってもう、ルークはティアが好きで好きで。
 特訓につきあってくれたティアに思わず告白しそうになっちゃったり、冷たくされると落ち込んだり。
 もう、大好きなのに。
 それなのに…orz

 …つか、ずっと衣装がメイドのままなので、微妙に緊張感が…
 今わかっているパッセージリングの場所がわかったから、早くそこに行かなきゃ!
 …それなのに、何故か降り立ったのはケテルブルク。
 街へ入り、そのまま真っ直ぐ突き進み…カジノに入りました。

 えーと、まずはコイン10枚くださいな。
 王族や貴族が大半を占めるパーティーのくせに、けちくさいです。カードが見たいのでポーカー開始。

 ジョーカー:ジェイド、ティア
 エース:アニス
 キング:ルーク、アッシュ
 クイーン:ナタリア
 ジャック:ガイ

 うわ、ジョーカーに設定されたヒロインて初めてじゃないか!?
 ジェイドのジョーカーは別の意味で恐ろしい。
 エースなアニスは何気に強いカードらしくてよい。
 キング赤毛、かわいすぎる!!
 クイーンは当然王女様。
 ジャックがガイってかっこよすぎる。何度でも惚れられる。
 それにしてもいいなこのカード!欲しい!!

 実はポーカーは実際やったことがないので、ルールがよくわからないまま始めました。
 一度に賭けるのは2枚。ケチ臭い。
 全部すっちゃうと、リセット。たかが10枚でも無駄にしたくない。
 少しずつ、それはもうスズメの涙のように少しずつ増やす。ダブルアップも、ちょっとでも迷うようならやめる。
 最初に配られたカードがばらばらだと、絵札があればそのうちの一枚を適当に残してあとを交換。
 アッシュがいる場合は絶対アッシュ残しだが。w
 その方法がいいのかどうかわからないが、ただの趣味。
 ずっとずっと、枚数が2桁のうちは2枚しか賭けなかった。そして100枚を超えたところで、やっと5枚ずつ賭けはじめた。いやもう、ただのチキン!
 だって1000枚超えるまで、10枚賭けしなかったんだもん!w
 これくらいの枚数になると、やり方に余裕が出てくる。ダブルアップもちょっと挑戦気味になったりな。
 でも普通から比べると、かなりチキンだと思うけど。

 ダブルアップの最高は、約30000枚。
 このチキンには奇跡のようです。
 あとは最高でも4桁だった。

 ひたすらがんばって80000枚ためて…ソウルスティールとウィザーズケインげっと!!
 …あれ?今の装備より全然弱いじゃん。
 え?これってたいした装備じゃなかったんだ…!!

 ……そしてセーブしたあと、話の進行に伴って景品がいいものに変わっていくことを知りました。orz
 カジノでの失敗にへこみつつ、気を取り直してメジオラ高原へ。
 …えーと、ここにパッセージリングへの入り口があるんだよな?
 ここに来るまでに時間が経ちすぎて、恐らく出発前には行き方のヒントがもらえてたんだろうけど、忘れてました。
 前にアルビオールを救助するために行った高原に入り、ひたすら歩き回ること小一時間。どうしても取れない宝箱があって、ここからは行けないのだと諦めると同時に、来た場所が間違っていたことに気づきました。orz
 ルークの日記を改めて見てみると、「ニルニ川を遡って…」ってあるな。便利じゃないかルーク日記。で、どこよそれ。
 アルビオールに乗って、島の周りを巡って川探し。
 そして…下回りに行けばすぐ見つかったものを、上周りで行ったためにまたよけいな時間を…(;´Д⊂)
 やっとのことで正しい高原にたどり着くと、あちこちにセーブポイントと、封印がされてない遺跡2とか3とかがありますよ?
 何これ。入っちゃえ。
 中にはひとつずつ仕掛けがあったので、それを解除してみたり。何か意味あんのかこれ。
 疑問に思いつつ、正解のところへ最後に行ってみる。
 と、またリグレットが勧誘に来たけど、無視。
 リグレットとの短いやり取りから、ガイがかつてホドにあったものが第七譜石だったんだと気づいた。
 てことは、地核に沈んでるのがそうだよね。
 どうやらヴァン師匠が第七譜石に書かれてることを知ってるらしいと予測しつつ、こっちもやることはやらないと。

 ここのパッセージリングにも仕掛けを施して、さあ帰ろうと思ったところへ、シェリダンの生き残りのアストンじいちゃんがアルビオール三号機のテストでやってきた。
 おお久しぶり、と再会を喜んでると、後ろからこっそり覗く影が…
 あれは、スピノザ!
 シェリダン大虐殺の元凶ですよ!しかも奴は三号機をかっぱらって逃走。しばし追いかけた後に三号機がベルケンド側で墜落し、街の中を往生際悪く逃げようとするじじいにミュウをぶん投げて、でめでたく御用。
 ミュウを投げるときのルークのまさかり投法がかっこよい。
 こっそりストーキングしてた理由を聞くと、シェリダンの大虐殺でさすがに自分のやったことに気づいて、謝ろうと思ってアストンをつけまわしてたんだと。
 でもいざとなると怖くて逃げ出して…て、せめて走って逃げろよ。人の物を盗んでまで逃げるか…
 さすがに反省してるらしいスピノザは、忘れてたけど物理学者だそうだ。
 なら、ジェイドが思いついた瘴気封じ込め大作戦の検証してもらえる?
 そんなん思いつくあんたは何者だと声に出さずに叫びつつ、検証してもらってる間に次のパッセージリングがあるっていう、ダアトへ。
 ダアトのどこにあるかってーと、教会の中に通路があって、火山へ通じているという。…わけわからん施設だな。

 なんか、ここに来てからアニスが挙動不審ですよ。どう考えても、この場所に来たことがあるとしか思えん。
 来たことがあるって普通に言えばいいのに、言わないで怪しい動きをしてるから、不審に思われるんだよ。中にはモースが何か研究してたらしい場所もあるけど、それに関わってたのか?まあ、そんなことは今はいい。
 こんな短い通路の先に溶岩みなぎる火山があったら、ちょっとした火山活動で熱気や溶岩が教会内に押し寄せてくるだろうにと思いつつ進み、無事にパッセージリングに仕掛け終了。
 そういや、ティアはベルケンドでもらった薬のおかげで、毎回倒れそうになることはないようですよ。でも、心配は心配だね。発作を薬で抑えてるだけなんだから。

 そろそろ検証も終わってるだろうから、一旦ベルケンドへ。
 スピノザ曰く、ジェイドの理論はいけそうらしいですよ。
 フォミクリーのことといい、多岐にわたる活躍ぶりではハロルドを超える天才な気がする。天災っぷりもだけど。

 ベルケンドに寄ったついでにティアの薬もまたもらっておこう。次の目的地ロニール雪山には翌朝行くことにして、お泊り。そして朝になると…
 ティアが消えていた。
 慌てて探すと、ワイヨン鏡窟に行ったらしい。しかもアッシュも一緒だとか。
 ロニール雪山はあとまわしにして、急いで追いかけることに。
 そういやこないだから、何か悩んでたみたいだったなあ。何も話さない子だから…。ルークが黙って勝手な行動とると怒るくせに。w
 ティアのことだから、きっとヴァン師匠絡みだ。
 決して、ルークがいやになったからアッシュに乗り換える、とかそういうわけじゃない…と思う。

 ワイヨン鏡窟に着くと、神託の盾たちが引越し作業をしてます。どうやらここの研究設備を、他の場所に移すらしい。
 そんなのはほっといて奥へ進む途中、アッシュとの思い出に浸るナタリア。ルークとアッシュの存在って、彼女にとっていろいろと複雑よね。ふふふ。
 ひたすら奥へ行くと、なんとアッシュがヴァン師匠にぶっ飛ばされてる!
 きゃー!
 慌てて立ちはだかる皆と違って、一人アッシュに駆け寄ってるナタリア…いいからおまえらとっとと結婚しろ。
 そこでヴァン師匠から、レプリカ作成も失敗せず、預言のもとになってる第七譜石も消す一石二鳥の計画を教えてもらった。さすがヴァン師匠!なんて言ってる場合じゃないんだけど。
 ヴァン師匠もティア説得をようやく諦め、アッシュに自分に協力するよう言って立ち去っていく。
 そんなこと言ってアッシュが協力するわけないんだけど、うっかり側にいたらその力を強制的に使わせられちゃうって可能性もあるから、怖い怖い。

 そういえばここ、実験チーグルがいたっけなあ。あれ?一匹しかいない…
 いなくなってるのって、レプリカ…え…?なんで消えたの?…いやな予感が。
 アッシュまで「俺には時間がない」とか言い出すし!
 ちょ、ちょっと待っ…被験者とレプリカの身に何が!?
 ぎゃあああ!!!(;゚Д゚)
 本当はアッシュを追って行きたいんだけど、シェリダンに行ってティアから家出の理由を聞くことに。
 ユリアの血を引くティアがパッセージリングに近づくたびに体が蝕まれていっているなら、その兄であるヴァン師匠にも同じことが起こってると気づいたんだそうだ。
 で、前にリグレットが来たときにワイヨン鏡窟の鉱石のかけらをこれ見よがしに落としていったのを見て、ここにいると予想して来てみたんだと。
 たとえ何をしようとしてる人であろうと、たった一人の兄ちゃんだからね。
 今までなかなかふんぎりがつかなかったティアだけど、ついに兄と闘う決意をしました。
 …ん?最初に地上にやってきたとき、既に腹くくってたんじゃないの?まあいいや。

 今度こそロニールへ。
 ケテルブルクから行けるらしいので、ネフリーさんとこに寄って山情報をもらってから登山をしようということに。
 で、見た目は似てても中身はかけらもジェイドに似てないネフリーさんから、サフィールって人がジェイドを待ち続けた結果倒れて宿に担ぎ込まれたと聞いた。
 誰それ。え?ディストの本名?
 …そういえば、前にケテルブルクに来いとかいう手紙もらったっけ。で、思い切り無視してきたんだっけ…
 おまえ、ずっと待ってたのか…
 寒い雪の中、いつ来るかわからないジェイドを……何このハチ公…ほろり(;´Д⊂)

 宿に行ってみると、ディストはすやすやと寝てました。
 口元に笑みを浮かべながら、
 「ジェイド〜待って〜…」
 なんて寝言……

 ………。

 こ、子供の頃の夢でも見てるんだろうね。きっとかくれんぼしては、隠れてる間に置いてけぼりくったり、かくれんぼに付き合ってくれてると信じて隠れてもいないジェイドを暗くなるまで探してたりしたんだよきっと。
 おいかけっこしても余裕でぶっちぎられたり、取っ組み合いしてはあっさり叩き潰されたり。
 かわいいなあサフィール。(ぇ

 そんなディスト改めサフィール君からロニール雪山の情報を聞くからってんで、何故かジェイドから部屋を追い出されました。
 なんで?
 …と思ったら。
 部屋の中から、サフィールのすさまじい悲鳴が…((((;゚Д゚))))

 涼しい顔して出てきた大佐は、憲兵に少々痛めつけたらしいサフィールの逮捕を命じてとっととホテルを後にしました。

 …そりゃいろんな形で恐怖伝説が広まるわけだと。
 気を取り直して、ロニール山へ。
 雪崩注意と言われているにも関わらず、木にミュウアタックをかまして宝箱をいただいてたりしましたが、一応無事でした。
 瘴気のせいで体調が思わしくないティアが寒かろうと、ルークが巨大化したトクナガで温めてあげれば?というせっかくの提案だったのに、まわりのいらん気遣いでボツ。
 せっかく巨大ぬいぐるみにくるまれてハアハアできるところだったのを邪魔されたティアは密かに落ち込んでたが…本当にトクナガでいいのか!?
 かわいいもの好きと言いながら、その趣味は若干…ねえ。

 山を登っていくと、案の定リグレットとラルゴとアリエッタが待ち構えてました。
 そりゃー4対3で戦えば、音も衝撃もすごいよなあ。案の定…雪崩れました。
 幸い、ルークたちは崖下にスペースがあったから流されてもそこに落ちて助かったけど、あれ?あの3人は?
 …まわりには、崖。
 やっぱり落ちちゃったんだろうなあ…南無。
 ん?都合のいいことに、ここはパッセージリングへの入り口前じゃないの。いやーはっはっよくできてるなあ。
 とにかくこれでここのリングも操作して、全部のセフィロトの接続終了っと!

 …と、思ったら。
 なんだかセフィロトツリーの記憶粒子が逆流しとるよ!?これじゃあ地核がまた活性化して、外殻大地が崩れちゃうじゃん!
 どうやらこっちのやろうとしていることを利用して、ヴァン師匠が仕組んだことだったらしいっすよ。
 とにかく早くアブソーブゲートに行かなくちゃ。でもその前に、準備もしてイオンも休ませないとね。てなわけで、ケテルブルクに帰ってきました。

 一時自由行動になって、ルークはやることもないので皆とお話でも。
 ジェイドは街の入り口に突っ立ってました。
 なるほど、ジェイドもルークにいろんなことを教えてくれたもんね。こっちも師匠か。
 ジェイド師匠…胡散臭い。

 ガイは、何故かカジノにいました。
 そうだよな、ルークは外見年齢こそ17歳だけど、実際は7歳なんだよな。見事に子育て失敗したわけだ、ガイ。w

 ティア発見。
 兄さんと戦いたくない、という本音をこぼす彼女がかわいい。大好きだからこそ、間違った道に進むのを止めなくちゃ。

 アニスは確かネフリーさんにイオンを預けに行くって言ってたから…あ、いたいた。
 お、珍しく泣いてるよ。
 本物のイオンが既に死んでいることも知らず、雪崩に飲まれて死んじゃったアリエッタを思っていたんだね。

 ネフリー邸の中にはイオンもいた。
 同じレプリカ同士、ちょっとアドバイスももらえました。

 あとはナタリア…広場で発見。
 あの日シェリダンでアッシュとの話を盗み聞きしてたのが、ナタリアにはばれてました。結局ルークは思い出せないんじゃなくて知らなかったプロポーズの言葉を、ルークに言ってほしいという。
 長いセリフを一字一句間違えずに覚えてたルーク、メモしてもしてたのか?
 でも、それでやっとナタリアは吹っ切れたみたい。どうやってルークと向き合えばいいか悩んでたんだね。

 さ、皆と話したしやることないし寝ようか、とホテルへ戻ると、ジェイドの伝言をティアが持ってきた。
 どうやら外殻大地が緊急事態らしくて、最初の計画どおりにはいきそうにない。最終手段をとるかもしれんから、覚悟してね、と。どうなるんだろう。ジェイドの考えることだから、ちと恐ろしい。
 いよいよ明日はヴァン師匠と決着…と思ってベッドで転がってると、またアッシュ通信?声は聞こえないけど、この頭痛はあの感じ。
 きっと呼んでるんだと思って外に出ると、案の定、いた。
 ノエルから明日のルークたちの予定を聞いてましたよ。なんだかんだ協力してくれてありがとうと言うと、襟首掴まれて叱られてしまいました。
 アッシュはこないだヴァン師匠にやられた傷が治ってない!
 こんな体じゃなければ、ルークたちになんざ任せないで自分がアブソーブゲートに行ったのにって…
 行けないから、託してくれるんだね。やっぱありがとう。がんばるよ。
 アブソーブゲートは…それはもう迷子宮殿でした。
 ぐるぐるまわるな方向感覚が狂う!!しかも途中でパーティー分割…!
 ルクティア、ガイナタ、ジェイアニで分けられました。
 ルクティアはお約束だが、ガイナタが妙に萌えた…wいや、この二人もけっこういいのよね。紳士的なガイと、おてんば王女。アッシュって言う存在がなければ、いけたかも。
 ジェイアニは漫才コンビなんで。回復屋がいないのに、チーム中で一番敵と接触しちゃったよ…とほほ。

 最深部へ行くと、ヴァン師匠がオルガンを弾いてました。オルガンまで弾けるとは、器用だなあ!しかも後ろ向いて片手で弾いてたり。つくづくすごいよあんた。

 確かにルークはまだ自分自身の道を見つけられなくて悩んでる7歳児だけど、レプリカ世界なんざ作ろうとしてるあんたほどイカレちゃいないぜ!
 ティアだけは助けたかったなんて虫のいいことをほざく兄に、自分のレプリカでも作るがいいと言い放つティアも漢前。
 案の定この期に及んで説得できる相手じゃなかったので、倒さなくちゃ。
 …なんかルークはひたすらヴァン師匠の周りを走り回ってはアイテム使って、気がついたら戦闘終了してた気がする。

 失敗作に負けるとはおもしろい…と、床に剣を突き立て、背中から地核へダイブするヴァン先生。なんとなくこんな光景に見覚えがある気がするんだが、気のせいか?
 光に飲まれるヴァンを見届けたら、あとは強引に大地降下させるだけ!
 本当はラジエイトゲートから作業するはずだったんだけど、移動してる暇がないから、命令を書き換えてここから操作するんだ。
 でも…ルーク一人の力じゃ足りないよ!パッセージリングが起動してくれない!
 ぎゃー助けてー!!

 そんなとき、ルークの超振動の力に、もうひとつの超振動の力が重なった!
 この世で超振動を扱える、もう一人の人間…アッシュ!!
 アッシュがラジエイトゲートでやってくれてる!!
 はじめての共同作業だやっほう!!そしてついにパッセージリングが起動!

 ファブレ兄弟ががんばった結果、あっけないくらいに、つーかいつの間に!?て感じで外殻大地が魔界へ降下した模様。
 …いや、もうちょい大地が下りていく描写とかあればさあ…
 アッシュががんばる姿をもっと、とかさあ…

 なんか最後にローレライ通信が途切れ途切れに入ったけど、ルークには意味がわかんないし放置。



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