その6

 なんだか最近、あちこちにレプリカがわいてるよ!?
 何も知らない人々にとっては、死んだはずの人が現れたりするんだからパニックにもなるよな。
 でも化け物扱いだけはしないで…レプリカたちに罪はないんだから…・゜・(ノД`)・゜・

 とにかくバチカルに戻って陛下にうまく預言会議の席が整ったことを伝えて城を出ると、アッシュ通信が。
 港に来いっていうのを、ルークは思うところあってファブレ邸に呼び出した。

 おお、素直に来たよ!
 感心しながらもアッシュからやっぱり宝珠がまだ見つからないって報告を聞く。
 さてどうしよう…超振動で瘴気を消すことはできるけど、でもそうすると超振動を起こした本人が死んでしまう。さらに第七音素士の命も莫大に消費しなくちゃいけない。
 第七音素士の件はともかく、超振動を試すかどうか揺れるルーク…
 悩んでたら、レプリカは好き勝手に死ぬなんて言えていいよな!とアッシュに怒られた。
 ルークも自分が死ねば…て考えるけどやっぱり怖いし、アッシュだって死にたくない。
 でもどうせ死ぬならレプリカの自分の方が…なんて考えちゃうのは仕方ない。今のルークには、自分の存在に対する罪悪感を払うことなんてできないよ。

 用件が済んだら例によってさっさと帰ろうとするアッシュを、ルークは強引に引き止めた。
 で、無理矢理引きずってどうしたかったかってーと…アッシュと両親を会わせてあげたかったのよ。
 久しぶりの、本当の息子との対面…
 ママの呼びかけにぎこちなく応えるアッシュ。両親の胸に飛び込めはしないよね、君はやっぱ。

 親子対面の間、中庭で例によってルークがレプリカの自分が死ぬだのなんだのうじうじ言ってたら、仲間たちにさんざ怒られた上、対面を終えたアッシュにもこっぴどく怒られた。
 そんな奴に存在を取られたかと思うと情けなくなってくると。
 アッシュだって、レプリカ本人には罪はないのはわかってるよ。だから自分の居場所を奪った男として、それなりの価値がある相手でいてほしかったのよね。でもそれと同時に、自分の偽者が価値のある存在になることも腹立たしくて、整理がつかない状況になってるのね。

 一人でマルクトに戻って会議の調整をしてたジェイドも戻ってきたし、さてダアトへ…と思ったら、スピノザが吹っ飛んできた。どうしたの?
 どうやらアッシュはレムの塔に行って、ローレライの剣を使って瘴気を中和するつもりらしい。
 レムの塔には、大勢のレプリカがいる。第七音素の塊であるレプリカを使えば、第七音素士の命はいらない。
 だから彼らと心中して瘴気を中和しようっていう…げ、そんなことしたらアッシュが死んじゃうじゃん!!
 そんなんさせるかー!!
 ナタリアが瘴気に飲まれるのを見たくないからって、自分が死んだらナタリアが悲しむってのに!
 本当はそれだけの理由じゃないようだけど、とにかくそんなことはさせん!

 塔のくせにエレベーターに乗れず、ひたすら階段を駆け上がる。
 うひー!
 でも途中からは工事用のエレベーターがあって、さらにエレベーターの壁を壊して無理矢理乗り込んだから良かったけど、皆足は平気なのかい?
 さすがに運動不足とは無縁な生活をしている彼らはがんばってるが、何故そんなにけろっとしてるんだ35歳…。涼しい顔して息も切らせず最上階へ着きやがりました。

 そこには、マリィベルさんをはじめ大勢のレプリカがいた。
 そしてルークと同じ顔の男に、自分と一緒に死ねと言われたんだそうだ。
 わざわざ説明したんだ…変なところで律儀だな、アッシュ。
 でもレプリカたちは、ここにいればモースが迎えに来てくれると信じてる。そんなわけないのに…。
 いくら待ってもモースは来るものかと、彼らを嘲いながらやってきたのはサフィールくん。
 彼はヴァンの計画はどうでもよく、ネビリム先生を復活させるために動いていた。
 そしてそれに協力してくれないジェイドを非難している。
 昔のジェイドに戻ってほしいって…なんか切ないなあ。ほんとにジェイドが大好きだったんだね、一方的に…orz

 さよならサフィール。
 ジェイドもサフィールの目的を確信すると、今度は情けをかけないと決めた。
 そしてカイザーディストXXを倒されてぼろぼろになったサフィールは、最後の力で何かのスイッチを押した。
 それは…自爆装置!?
 塔の最上階にいる全員を巻き込む前に、ルークにぱかーんとぶっ飛ばされてはるか上空で散りました…

 ああ…サフィールも…
 なんだろう、六神将には死んでほしくない…
 特にサフィールは一生ジェイドにいじられてほしかった…
 なんかのはずみで二人揃ってすげーもの作ったかもしれないのに。

 やっとアッシュを見つけることはできたけど、アッシュは自分と心中する覚悟をレプリカたちに促してるみたい。
 そんなことせんでも、黙ってレプリカ集めて超振動起こしちまってもいいだろうに、なんだかんだ優しいよね。
 とにかく足が速い男アッシュは、あっという間にダアトへ移動したとか。じゃあ追いかけよう。
 瘴気を消すことにしか自分の存在価値を見出せないと思ってるルーク…
 違うだろ!?
 ルークに死んでほしくないと思うから、ガイだって本気で殴ってくれるんだ。
 でも…他に方法がない。
 アッシュかルークのどっちかが死ななくてはならないのなら…

 やっと、自分は本当は死にたくないんだと、生きてたいんだとわかったけど。
 でも、アッシュは死なせられない。
 死なせたくない。
 二人で自分が死ぬって言い争って、本当は二人とも死にたくないくせに。
 アッシュにはアッシュの事情があるみたいだけど、はいそうですかって死なせられるかよ!
 だからルークは決めた。
 自分が瘴気を中和する。

 なんかもう、この辺から涙で画面が…!!(;´Д⊂)

 もう一度レムの塔に登ると、レプリカたちは覚悟を決めていた。ここにはいないレプリカの保護を頼んで…きっとオリジナルマリィさんもこんな人だったんだろう…
 いざ死ぬときになったら、誰だって竦むよな。
 そのときアッシュがとっととやりやがろうとするから、ローレライの剣を奪い合いに。
 ここでもまた死にたくない者同士が死のうと…悲しいなあ。
 剣を奪い、ジェイドがアッシュを取り押さえてくれた隙についに超振動を起こすルーク…

 (;゜Д゜);゜Д゜);゜Д゜);゜Д゜)

 思わず駆け寄ろうとしたティアを押さえてくれたガイも、どんな思いだったのか。
 ガイだって駆け寄って止めたいだろうに。
 …て、あれ?ガイがティアを抱き止めてる!?何気に克服できつつあるじゃないか!今はそれどころじゃないけど。

 皆が皆、辛すぎて悲しすぎて。
 涙なしには見られない。
 てゆーか涙でよく見えない。

 死にたくない、死にたくない、死にたくない…!!

 そんなルークの心の叫びも悲痛すぎて…
 うおおおあおあぁおあぉぁおあおぁあああ!!・゜・(ノД`)・゜・

 だけど、うまく第七音素が集まらないで瘴気が消しきれない。
 どういうこと?
 やっぱ力不足ですか!?

 なんと、受け取り損ねたと思ってた宝珠はルークの中にあった。
 ルークの体が一瞬分解しかけたことでわかったんだけど。
 それに拡散させる力があるとかで、その影響で第七音素がうまく集中しない。

 そこへアッシュが力を貸してくれた。本当に世話の焼ける弟ですな。
 にいちゃんが力を添えてくれたことで、見事に中和成功!
 レプリカたちも、あとに残るレプリカたちが住める大地ができることを信じて消えていった。

 で、ルークは!?
 ルーク!!
 き、消えてないよね!?
 消えちゃった!?

 い、いたーーーーーーーーーー!!!
 アッシュと一緒に…手つないで!!!

 …すげー涙ぼろぼろになりながら爆笑してしまったごめんなさい…
 なんで手つないでんだよおまえら!!w

 とにかく、人騒がせではあったが宝珠も見つかった。
 じゃあアッシュも一緒に…と誘ってみたけど、一緒にいるとヴァンから攻撃されるだろうからとまた別の道をいくことに。
 ナタリアを危険にさらしたくないからかな。
 脳内6割だから。


 一応ルークも助かったけど、念のため精密検査をしておこう。
 …その結果。
 ルークの体から、音素が乖離しようとしていることが判明。
 それって、ルークの体が消滅するってこと…
 そういえばあのとき、一瞬ルークの体が透き通るように…

 やっぱり、死ぬんだ。
 いつ?
 死ぬって痛い?怖い?
 日記に書かれてる言葉も切ない…
 残りの日記がいいことだけで埋まりますようにって…

 ルークううう…!!

 それを知っちゃったティアも、本当は泣きたいよね。
 でも泣かないこの子も見てて辛い…
 君らの代わりにプレイヤーが号泣してますよ…!!
 ルークに贈られた子爵の称号は、死を強制した陛下のお詫びの気持ちでもあるんだから、受けとっとけ。
 ちゃんともう一人の息子にもくれるらしいから。
 ほら、父上は二人の息子って言ってくれてるよ。だから自信持て。

 ああ、子爵ルークかわいいなあ…
 こんなかわいい子を消滅なんてさせちゃだめだ!
 もちろんアッシュも生きてなくちゃだめだ!
 二人そろって双子子爵としてかわいく社交界デビューするんだ…!!

 ナタリアの父親のことも、ちゃんとわかった。
 ラルゴともきちんと話できたよ。

 やっぱり、六神将たちは憎めない。
 皆、それぞれの必死の思いがあるから。
 つくづく父親に似なくてよかったなナタリア…!!
 でもどっかにDNA入ってるわけだろ?
 きっとあの異様に高い防御力がそうなんだな、やっぱ。

 実の父親と戦うことになってもついてくるっていうナタリアを連れて、ユリアシティに来た。
 で、プラネットストームのこととか聞いてみると、宝珠を使えばプラネットストームを止められるんだってわかった。
 これが止まるとゆくゆくは譜術とか使えなくなっていくわけだけど、生き残れさえすればそんなものはどうでもよし。
 セフィロトの終着点のアブソーブゲートでこれを使えばいいんだって。
 じゃあ行こうぜ。

 ひさしぶりにアブソーブゲートに来て見ると、神託の盾の船もあるよ…誰が来てるんだろう。
 ひたすら下りてくと、誰がどころか全員集合。
 うわあ。
 しかもアッシュがラルゴと戦ってるよ。
 て、あれ?
 モースの隣にいるのはイオン!?
 そうか、イオンのレプリカは7人いるって言ってたよな。てことは3人目…

 なんてものに気をとられてる場合じゃなかった。
 なんとヴァンが復活しくさりましたよ!!
 地核に落ちたときとっさにユリアの譜歌を歌ったらそれがうまいことローレライを取り込むものだったんだって。
 それでローレライの癒しの力で復活したんだと…
 それにしても、ヴァンは歌わないなあ。
 ティアみたいに歌ってくれよそのセクシーヴォイスで。
 すげー聞きたい。

 ヴァンはついでに第七譜石のかけらもひっつかんで来たらしく、それをイオン3号にわたした。
 どうやらこれを詠ませるために連れてきたらしい。
 そうか、第七音素を注入したって、モースは導師じゃないから読めないんだな。

 ヴァンはアッシュに協力しろとか言ってきたが、当然のごとく即却下。
 そしたらなんと、今まで失敗作扱いしてきたルークにも誘いをかけてきたよ!
 こないだ撃破したことでちょっとは認めてくれたらしいが、今のルークはそんなのに乗らないぜ!
 きっと誘いに乗ってたら、また失望されたんだろうけど。

 イオン3号を連れて出て行こうとするヴァンたちを追いかけようとすると、ラルゴが立ちはだかった。
 ルークがそれを引き受け、アッシュに追いかけさせる。
 なんだかだんだん息が合ってきたなおまえら。

 さあ、そして来るべき時が…ラルゴ戦。
 いくよナタリア。悪いが君は回復要因なので、戦闘メンバーには必須だ。
 ルークたちの前に敗れたものの、まだ刃を向けるラルゴ。
 でもその背中に刺さったのは…ナタリアの矢。

 ナタリア……

 実の父を殺してしまってどん底なナタリアだが、アブソーブゲートを閉じるため、がんばって立ち上がったよ。
 女の子たち全員、強すぎる…強すぎるからよけいに悲しい。
 アブソーブゲートの最深部に行くと、でかい譜陣があった。
 よし、ここで宝珠を使えばいいんだな!

 宝珠を使った直後、光に飲まれたルークは気がつけば変な場所にいた。
 どここれ。地核?
 プラネットストームに巻き込まれたのか。
 分解しかけてるから…

 そこで、いろんなものが見えた。
 ヴァンがローレライを取り込む瞬間とか、シンクを拾って復活させるところとか過去のものだけじゃなくて、今アッシュがシンクと戦ってるところまで!
 今行くから!
 そう呼びかけると、初めてルーク通信が届きましたよ!
 戦闘中に頭痛を引き起こす通信をするとは迷惑だなルーク。

 はっと我に返ると、無事にゲートを閉じたあとだった。
 よし、じゃあアッシュを助けに行くぞ!

 さすがに7対1になったらシンクも逃げ出しました。
 ヴァンの居所を聞いてみると、イオン3号に譜面を詠ませに行ったらしい。
 それを追っていくと、ちょうど詠んでるところだった。
 でも何回詠んだって、イオンが読んだ滅びの内容と変わらない。だってそう書いてあるんだから。
 預言に従ってれば繁栄が訪れると信じてたモースはどうしても信じられないのね。
 詠み違えたんだって怒って攻撃してきやがるからルークがそれを受け止めると、いきなりモースの精神がぶっ壊れはじめた。
 ただでさえ進んでた精神汚染が、宝珠のせいで一気に進んだらしい。
 まるで穴が開いた風船みたいにどっかに飛んでってしまいましたが、そんなのはほっとく。
 ヴァンもルークの腕を掴もうとしたけど、ヴァンの中のローレライが宝珠に反応したらしい。
 大きすぎる力を無理に抑えてたのが、危うく暴走しかけて撤退。

 とりあえずここはおさまって、アッシュはプラネットストームを止めたらまた会いに来るからってちょっと優しげに行って去って行った。
 ほんとは傷心ナタリアの側にいてほしいなあ…無理だろうけど。

 そしてぽつんと残されたのは、イオン3号。
 とりあえずダアトに連れて帰ったものの、どうやら名前がないらしい。
 イオンじゃちょっとね…だってもう代わりはいやなんだから。
 じゃあアニスが名前をつけたげよう。
 フローリアン?
 女の子みてえ。
 無垢なものって意味らしいけど…女の子だよそれじゃ…
 ラジエイトゲートに来ました。
 あれ、アブソーブとこんな近かったんだ。
 おかげで全然違うところを探しまくってしまいました…こんな真上にあるとは…orz
 そういえばここは、魔界降下の際にアッシュが力を貸してくれたところだったよなー…うっとり。
 さすがにアッシュ一人で攻略できただけあって、アブソーブみたいに数人がかりじゃないと進めないような仕掛けはありませなんだ。
 むしろあっさり。逆だったらどうしたんだろう…漆黒の翼じゃ無理だろあそこは。
 そこでのゲート閉鎖もとてもあっさり。今度は地核に精神ダイブはしなかった。
 それに六神将の邪魔もないし…と思ったら、壊れモースがきたよ!!
 完全に精神が汚染されちゃったモースは、預言への執着心しか残っていない。
 イオンの仇なんだが、哀れだな。
 でもぶっ潰す。

 準備は整った。
 さてエルドラントへ突入…したくても、ちゃんと砲台があるらしく、そのまま突っ込んでけば蜂の巣です。
 そんなときは本職にお願いするのが一番だ。
 てなわけで手っ取り早くグランコクマへ。
 おう、対空砲火は任せとけってんで、木村&マルクト軍がエルドラント海域へ到着するのを、足の早いアルビオールは海上でぼーっと待つ作戦。

 お城の外へ出ると、約束どおりアッシュが会いに来てくれました。
 そしてアッシュにルークが宝珠をぽんとわたす。
 は?何これ。
 ちょっとでも成功率が高そうな、力の強いアッシュに宝珠を預けてローレライの解放を任せたつもりだったんだけど、案の定喧嘩開始。
 この間は自分に自信が持てずにレプリカだってうじうじしてたルークに怒ってたくせに、今度は自分はレプリカだけどアッシュとは違うと言い出したルークに怒る。
 さすがに一貫性がないよってナタリアに突っ込まれてるが。
 あのとき、死にたくない、生きてたいって強く思ったとき、ルークは自分が既にアッシュの代わりって存在じゃなくなってるって気づいたんだね。
 ジェイド曰く、自分の身代わり人形だったはずのレプリカが、一人の人間として自立したのを認められないで混乱してるんだと。
 でもきっと、本当はわかってるんだよ。
 だけどそれを本当に納得するためには、ルークとアッシュはぶつからなくちゃいけなかった。一度ちゃんと向き合わなくちゃいけなかった。
 だからエルドラントで勝負して、勝った方がヴァンを倒しに行くことに。
 アッシュ…ヴァンのこと大好きだったんだね…だからダアトにい続けたんだね。
 もしヴァンが人類レプリカ化計画なんて企てなけりゃ、アッシュはきっとヴァン側だった…
 でもルークはルークで、最初からヴァンに認められてたアッシュがうらやましかったって。自分はそうじゃなかったから。
 そんなことを笑顔で言えるって…成長したのは嬉しいけど、でも成長した理由が…ああ涙が…
 両軍はケセドニアに結集。そこから作戦開始することに。
 作戦は翌朝だから、今日はそれぞれゆっくりな。
 アニスがジェイドとガイとナタリアと一緒にどこかへ行く。
 ふふふ気を利かせおって。
 残ったルークとティアは、さあどうしよう?
 困ってると、ノエルがよければ自分につきあってくれって言ってきた。なんだろう?

 ナタリアは、浜辺で夕日を見てました。
 待ち人来たらず…
 なんて気障なことをほざきながら華麗に参上するのは、ガイ様ですな。
 アッシュには絶対できない芸当だ…
 今回はあの喧嘩のあとだから、アッシュもさすがに来ないだろうと。
 なんつってどっかに隠れてたのに出番を見失っただけかもしれないが。
 ルークとアッシュに対してどうすればいいか困ってるナタリアに、友達なら見守ってやれと。で、終わったときに思うままに行動しろと。
 …ガイナタも好きです実は。アシュナタ前提ガイナタ…
 アシュナタが絶対すぎるけど、ナタリアみてーなお姫様には懐の深いガイみてーな男もいいよ。…触ってもらえないけど。orz

 ジェイドは一人酒場でぽつん。
 そこへやってきたのはアニス。でも子供じゃ酒の相手はできませんな。
 ジェイドは総てが終わったら、封印してたフォミクリーをさらに突き詰めて、ただの偽者製造じゃないものにしたいって。
 ルークやイオン、あのレプリカたちみたいな悲しい存在にしないために。是非そうしてやって。ジェイドならできるよ。
 アニスはがんばって初の女性導師を目指すらしいよ。
 もし実現したら、ローレライもとんでもなくおもしろい教団になるかもな。
 …なんて話してたけど、お子様はとっとと追い返されてしまいました…とほほ。

 で、肝心のルークとティアはどうしたの?
 ん?ノエルがアルビオールのコクピットで暴れるミュウを「ミュウはここにいるの!」と押さえ込んでますよ。
 その理由はすぐにわかった。
 OPのあの場面はこれだったのか!
 アルビオール上デートなんていう、今にも滑って落ちそうな…
 衣装が子爵とメイドだったのがなんだかなあ。いけない恋のよう。
 使用人に手を出したかルーク。
 ノエルのおかげで誰にもブタザルにも邪魔されず、ティアと静かに語り合う。
 なんとかヴァンを倒してローレライを解放するまでは、消えたくないというルーク。
 明日も、明後日も、いつまでもルークは消えないと言い切るティア。
 たかが16、17(7)歳の子供なのに、なんて悲壮な…本当は楽しく青春を謳歌する年頃だろうに…・゜・(ノД`)・゜・


 それぞれの時を過ごし、夜は明けました。
 そして作戦通り、エルドラント海域でぼーっと…してたら、何かでかいものが…
 振り向けば、エルドラントが突っ込んでくる!?
 モぎゃーーーーーーーーーーーー!!!

 空から降ってくる島ひとつ分の質量をぎりぎりで避けるノエルはニュータイプだろうか。
 つーかちっこい飛空挺いっちょ潰すのに、ホド島まるごとでぶちかましてくるヴァン…必死だな。

 これで予定が狂ってしまいました。
 毎度役立たずの両国軍を待つことなく、会戦。
 銃撃の中を必死こいてかいくぐり、砲台の一角が死んでるらしいのをジェイドが発見してくれたのでそこから突っ込んでみました。
 ふー…あぶなかったー。

 ふと見ると、すぐ近くに大破した黒いアルビオールが…
 こ、これってアッシュが乗ってたやつじゃん!?
 しかもギンジがよたよた出てきたよ!

 なんとアッシュ&ギンジは、砲台のひとつに体当たりして突っ込んだらしい。
 それで砲台がひとつ潰せたんだな…。ギンジもニュータイプだった。
 そして相変わらず素早いアッシュは、もう中に入ったんだって。
 それじゃ早くアッシュを追いかけなくちゃ!

 …と思ったが、やめた。
 ちょいと用事片付けに行ってくるから、待っててねアッシュ〜〜♪
 用事?
 そりゃもーいろいろと衣装とか料理とかに決まってます。
 早速ピオニー陛下のところへ行くと、国家予算でまたくだらないものを作ってくれたそうな。
 またって…前はどんなの作ったんだ陛下…
 それは最後の戦いに臨む彼らの衣装でした。一応特別製の生地らしいぞ。

 ルーク…フェロボンに見えたのは私だけ?何そのサフィール襟と胸腹へそ出しは。
 ティア、パンツスタイルもかわいいね。気に入った。
 ガイ…クリフかと思った。いやなんかぱっと見が、さ…
 ナタリアは…う〜ん…。上はいいんだけど、下が…スポーツ用のサポートタイツみたい。
 アニスは制服ですか。まあアニスの場合、トクナガの衣装が妙にかわいいんだが。今度はランドセル背負ってるぜ。
 ジェイドはヴァンよりはるかにラスボスくさいです。悪の譜術使い?なんて?をつける必要はない。

 せっかくなので、ユリアシティに行って拡大してみた。
 そして判明…
 ルークのぼろぼろ上着、アッシュの教団服と同じじゃねーか!!!!
 おそろい!?
 教団服の前が縦にびりーっと破けて後ろも下半分が縦に破けて…何そのエロティシズム。
 つか、おかげでアッシュの背中の模様がわかったよありがとう短髪!!

 でもって今度はシェリダン行って…
 おおお、ガイがノエルに何か告白!?
 …と誰もが期待した。
 ノエルだって期待した。
 それなのに…
 アルビオール操縦させて!とは何事だガイ!!
 譜業>>>>>>女
 かよ!!
 ガイノエもいいと思ったんだけど、ね…orz
 この天然がっかりタラシ野郎〜〜!!!

 そうそう、ダアトに放置してるフローリアンのところにも行ってあげなきゃ。
 案の定寂しがってたから、今日は一緒にご飯食べて一緒に寝ようってアニスが…ええ!?
 思わず目をむくルークにそういう意味じゃないと訂正するが、まあそりゃそうだよな…はは…びっくりした。
 そしてシチューを覚えたあと、いきなり劇をやることに。
 フローリアンが導師役で、悪魔役を熱出しちゃった子の代わりにアニスが出演すると決定。
 なんつーか、ぴったりでした。

 フローリアン、無邪気でいいね。
 いろんな連中の思惑で動かされてないところがいい。
 今度はアニス親と追いかけっこしてたり、楽しく過ごせてるみたいだし。
 某1stじゃねーが、何も知らない3人目くらい幸せになってほしい。

 メイドたんティアもがんばって配膳してフルーツミックス覚えたし。
 てゆーかなんでウェイトレス衣装がないんだよ!!そしたらガイのウェイターとセットにできたのに…!!

 そして食べた人を気絶させるおでんを作れるナタリアはさすがだと。
 なんでナタリアにやらせたかってーと、まあそういう結果を期待してたわけだが。
 2周目ではセーブして全員見てみよう。
 あんまり長いことアッシュを待たせるのもなんなので、エルドラントに入ってみた。まあ既にかなり待たせてるんだが。
 そしたら最初に出くわしたのはリグレットでした。
 教官と最後の対決…だったのに、戦闘メンバーにティア入ってなかったごめん。
 ティア入れとけば、いろいろとボイスが入っただろうに…まあいいやめんどくせー。
 リグレットはヴァンを愛していたというが、ヴァンはどうだったんだろうね。
 それにしてもこの人はティアに兵士としての教育を施した人だが。そもそも軍って集団での行動がもう訓練の一環だと思うのだけど、一人で別教練ってのは間違ってる気がする。
 あまやかしヴァンにいさん。
 どんなに辛いことがあっても、決して泣かないティア。
 泣いても何も変わらないからって言いながら、それがティアだから。

 でもルークの日記の、俺が死んでも泣かないんだろうなって寂しそうな独白が…
 レムの塔であの冷静なティアが泣きそうな顔で駆け寄ろうとしたのを、君は見てないんだよね。

 とてもレプリカとは思えねーだだっぴろいエルドラントをひたすら進んで行くと、いきなり足元にぽっかり穴が…
 皆は避けられたのに、ルークは一人で思い切り落っこちました。
 あーあ…まぬけ。

 でもルークが落っこちた先には、先客がいました。
 扉をがんがん蹴飛ばしてるのは…アッシュじゃん!
 レプリカが落ちりゃオリジナルも落ちるってか。
 このドジっ子っぷりはファブレ家の遺伝子らしいですよ。じゃあパパも落ちるんだな。

 この部屋に扉はあるんだけど、仕掛を操作してる間じゃないと開かない仕組み。
 てことは一人じゃ出られないし、二人いても一人しか出られないってことだ。
 それじゃあルークが開けるから、アッシュ行きなよ。
 なんてグランコクマでの喧嘩と同じ会話が発生。
 今度は卑屈根性からそう言ってるんじゃないってのが、性質が悪いらしいです。どうしろと。
 アッシュは、過去も未来も奪われた。
 ルークには奪われる過去も、そして未来もない。
 そんな二人の、意地のぶつかり合いのような、己の存在を賭けた勝負。
 互いに負けられない。
 勝った方がヴァンを倒しに行くんだ。

 OPのあの場面が、まさか二人仲良く罠にひっかかって落ちた場所だったとは…
 …そして、勝ったのはルーク。
 でもきっと力は互角だったんだと思うよ。気持ちの問題。
 てゆーかHP60000もあるなら、そのままアッシュが行ってくれって気もするんですが。

 勝負がつくと、アッシュはローレライの剣をくれた。
 そしてそのとき、神託の盾の兵士たちがローレライの鍵を奪うためになだれ込んで来た。何だよ、他に扉あったんじゃねえか。
 ここはアッシュが引き受けるからルークは行けと。
 でもローレライの剣で戦ってたのにそれをくれたら丸腰じゃん!
 敵の武器を奪うからいいって言われても…
 ルークお前が使ってる元ソードダンサーをわたせよ!!

 ちゃんとまた会えるって約束しないと、ナタリアもルークも泣いちゃうぞ!
 って変な脅しをかけられて再会を約束させられ、アッシュは一人残りました。
 そこで名乗った名前は、ルーク・フォン・ファブレ。
 もう燃えカスなんかじゃないんだ。

 ルークは外に出たところですぐに皆に会えたけど。
 アッシュ…大丈夫かな。
 なんだかいやな予感がするよ。戦闘メンバーじゃないのが2人いるんだから、そいつら加勢に行かせたい。
 無事に会えないと、プレイヤーも泣いちゃうぞ!!



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