サイリルの町へ向かって、さっきウッドロウたちと会ったティルソの森を抜けて行こう。 と、森に入ったとき、マリーが急に…? この景色を見て、また何かを思い出したらしい。 雪降る森の中、誰かと歩いていた… 少しずつだけど、マリーの記憶が戻ろうとしてる。 焦るな。少しずつ、少しずつね。 まあ、そのすぐあとにチェルシーと雪だるま作って遊んでるくらいだから、大丈夫よね。 …そしてふと気づく。 チェルシーはリオンから子供扱いされてるが、そうか、2歳違いか… こっちから見りゃ14も16も一緒じゃん、と思っても、高校生と中学生だと思うと本人たちにとってはだいぶ違ってくる。 しかも身長、8cmしか違わない…てゆかルーティと6cmしか違わないのか、チェルシー!その方がびっくりだ。 平均身長低いなー。 それにしても、今回はリオンがやたら自分の体格を気にしてるなあ。 でもどっかの国家錬金術師みたいに盛大にブチ切れたりはしてないが。 頭にアンテナ立てりゃ、きっと165cmになれるよ。 さて、サイリルの町に着くと、そこは反乱軍が制圧…というか拠点らしかった。 しかもそこにいる反乱軍の兵士が、マリーを知ってる。二年前に死んだと思われてたらしい。 さらに隊長であるダリスが… 向こうは知らないふりをしてるけど、知っているようだ。マリーも彼を思い出せない。 他にもマリーを知ってる人がいて、マリーの家ってとこを教えてくれた。 ここはグレバムが手を貸した王家に反抗する組織の拠点だから長居はしたくないけど、マリーの記憶のためだ。その家に行ってみよう。 それにしてもダリス、どっかで見たような姿…無双の趙雲に見えるのは私だけか。 マリーの家だったってところに行くと、記憶が次々と甦る。 その内容は、めろめろ新婚さんいらっしゃ〜い… でもって相手は…ダリス・ヴィンセント。 サイリル独立を志す闘士。 …全部思い出した。 マリーとダリス夫婦は義勇軍を集めてたものの、二年前にウッドロウの父王イザークが派遣した兵に追い詰められた。 で、ダリスがマリーを助けるために崖から突き落としたことで、記憶を失ったと。それでダリスは二年投獄されてたそうな。 この辺の件がPS版と違うな。前はマリーの記憶をダリスが封じてたもんなあ。どうやって?? てことは、ウッドロウは夫の敵の息子… 困った関係になってしまった。 こうなったら、ダリス本人に話を聞くしかない。 ハイデルベルグへ行くって言ってたし、ちょうどいい。 とにかく皆で乗り込もう。 |
ハイデルベルグが近いなら、ジェノスも近い。 そこへ交易品を届けに行こう。 おお、これでちょうど世界一周。すごいな。 ついでに街の様子をうかがってると、セインガルド方面の門の守備兵がリオンに気ついた。 彼はリオンの母親クリスと小学生時代に同級生だったらしい。 彼女はもてまくりで、クラスの皆が何とか気を惹こうと必死だったという話を聞いて、嬉しかったらしいリオン。 ずっと昔に死別したお母さんの話が聞けて、嬉しかったのね。 素直にお礼なんて言っちゃって… ちなみにセインガルド方面の門は閉められてたため、さらに調子こいて寄り道することはできませなんだ。 めも。 ダリルシェイドのシティにレザークローク*5 あれ?ちゃちいのに戻ってる。 ハイデルベルグの街に入ったものの、戒厳令が出ているのか人気がない。 王家派の兵士の話によると、正面突破は無理らしい。てことは、お城には必須の隠し通路から入るしかない。 てなわけで民家の床に隠されたそこへ行くと、中は真っ暗… ルーティに実験台…もとい先発に指名されたスタンが何の躊躇もなくつっこんでったが、案の定何も見えん。 ディムロスに、敵が待ってたらどうする、ともっともなことを怒られてると、いきなりダーゼンと名乗るじいさんが斬りかかってきた! 誰ー!?でもきっと味方っぽいから返り討ちにしちゃだめだ。 慌ててるところへウッドロウが駆けつけると、やっと誤解が解けた…。やはり味方でした。 ともあれダーゼンから話を聞くことに。 今や反乱軍は国を変えるどころか、グレバムの手下となって非道を働いてるらしい。 しかも二年前には、武力闘争を持ち出して王家を脅してきたもんだから、それで討伐されたんだそうだ。 そんなことを言われても、まさかダリスが…とマリーが驚きを隠せないのは当然のこと。だって自分の旦那だもんねえ。 その旦那はグレバムと、お城の時計塔にいるそうな。 それならそこを目指すしかありませんな! それにしても、そういった事情を息子のウッドロウには全然話してなかった国王… 23歳にもなるんだから、放浪させとかないで自国の事情くらい教育しとけよ。 思ったより短い隠し通路を抜けて城へ入ると、いきなりダリスが待ち受けていた! せっかくマリーが話をしようとしても問答無用で襲ってくる。 仕方ない、殺るか。 スタン、リオン、チェルシー、ルーティにボコられて倒れたダリスに駆け寄るマリー。 どうしてグレバムなぞに加担したのか、やっと聞くことができた。 本来彼は、専制君主制ではなく民主主義へと変えたかったそうだ。 二年前は急ぎすぎて失敗して、投獄されてる間に反省。 そしたらグレバムに開放されて、よし今度こそ…と思ったら、とんでもないことに。 しかもグレバムはかつての反乱軍仲間を引き入れてた。 彼らの分も責任を負うために、仕方なく加担したのだったのね。 よかったねマリー。ダリスが腐ったわけじゃなくて。 しゃべってる声が元気だなーと思ったら、ただ怪我しただけだった模様。 相変わらず美しいなとかなんとか言ったら、その場で死にそうなもんなのに。 ウッドロウはダリスと今後国のあり方について対話を重ねていきたいと行って、彼を逃がしてくれると言った。 そしてマリーは、今は妻として彼について行きたいと… めろめろだね、あんたら。 本来はマリーはリオン監視中の罪人のはずだが、リオンも見逃してくれるという。 ほんにいい子だねリオン。撫でくりまわしたい。 しかし…抜けちゃうのねマリー! まだ磨いてほしい宝石がいっぱいあるのに! 何気に重宝してた宝石練磨…嗚呼… 泣く泣く二人を見送り、さて、あとはダリスを利用したグレバムを倒すだけだ。 |
時計塔の二つ並んだ歯車を越すのに20分以上かかってしまったりしたものの、最上階へ到着。 そこには追い続けたグレバムがいました。 時計塔と言いつつ、なんで時計が天を向いて床にあるのか。これじゃ外から見えないじゃん。 高いところに作る意味が…まあそれは置いといて。 神の眼とイクティノス返せ。 そして殺す。 戦うに当たって、神の眼の力ででかいドラゴンを呼び寄せた! が、こいつは戦闘中に炎だのなんだの茶々入れてくるだけ。 グレバムを倒したあとはさっさとお帰りになった模様。 グレバムは往生際悪く立ち上がり、イクティノスに直接神の力を注ぎ込もうとする。 だがしかし、強大すぎる力は、かえって自滅を招きまして。 グレバムは倒れ、イクティノスは気絶してもーた。 死んではいないものの、治すには専用の設備がいると…でも、この時代にはない。 ハロルドー!!天才ならちゃちゃっと来て治せー!! でないとウッドロウは役立た…げふん。 リオンは、グレバムが最期に漏らした言葉が気になる。 駒ってどういうことだろう? ふふふ…今回は知らないのね… さて、神の眼は…どうすんだっけ。 ああそうだ。セインガルドに持って帰るのが目的でした。 でもこんなもの、壊しちゃった方がいいんじゃない?と思っても、そう簡単にはいかないらしい。 千年前には壊せなかったんだから。 やってみなくちゃわからないという超前向き男スタンの号令のもと、皆も破壊に協力することに。 でも、リオンは… 国王命令に逆らうようなことを許すわけがないと言いつつ、やるならさっさとやるぞと、荷担してくれる。 れっつ命令違反! なんて意気込んだものの、傷一つつけられませなんだ…とほほ。 でもまあ無理なもんは無理。とっととセインガルドに帰ろう。 って、諦めいいなあ… 久しぶりに乗った飛行竜。 今度は密航じゃないぜ。 そして案の定、リオンは乗り物酔い… ベッドでシャルに看病されてるよ。かわいいなあ。 そんなところへ、スタンとルーティがお見舞いに。 必死に強がってみても、ルーティに乗り物酔いをあっさり見抜かれた。 だよなあ。何かに乗るたびに青い顔してちゃ… 放っておけ!と言い放つものの、ルーティはかまわずベッドに腰かけ、その手をとって乗り物酔いに効くツボを押してくれた。 リオンにとって、それはとても複雑なこと。 このツンデレくんは、それでも効くようだと認めて。 そんな二人の様子を見たスタンは、部屋を出て行った。 珍しい組み合わせにフィリアは驚くけど、スタンから見れば二人はとても自然な雰囲気に見えたんだから。 だって、本当ならねえ。 よかったね、リオン。束の間でも。 このグレバム&神の眼おっかけツアーの間に、スタンの天然パワーによって、皆が変わった。 それを感謝しつつ、思い切って告白しようとしたフィリアの後ろから、チェルシーが… セインガルドの城が見えたことなんてどうでもいいんじゃー!というフィリアの心の叫びなど知らず、喜んで見に行くスタン… ああそんな君を愛してるよスタン。 お城に戻って、やっと任務完了。 スタンとルーティも無罪放免。マリーはこの場にはいないけど。 国王から、スタンが希望してた仕官の話も出たけど、スタンからそれは断った。 いいの? でも、スタンはもっといろんな人に会って、勉強したいって。 だから一旦故郷に帰ります。 ディムロスは返せって言われたけどな。 そもそも、飛行竜から盗んだようなもんだったんだからなあ。 ……兵士になってたら、このあと…って思うこともあるけど…まあいいや。思うとおりにやってくれ。 神の眼の封印が済んで、皆は帰ることに。 あれ?ルーティがいない。ってことは置いといて、ウッドロウとチェルシーはファンダリアへ。 フィリアは神殿へ。 ディムロスも一旦お別れ。 そしてリオンはここの人間だから、また次の指令を待つ。 スタンはリオンと旅が出来て楽しかったといい、手を差し出す。 そういえば最初に握手を求めたときは、あっさり無視されたっけ。 今度は… 「リオンのこと、大切な友達だと思ってるんだけどな」 ツンデレくんが陥落していくのが、楽しすぎる。 だって友達いなかったもんな、リオン…よかったなあ。ほろり。 嫌いだと言いつつ、認めてやってもいいと呟き… 握手。 ああもう、このあとの展開を考えると…涙が… で、ルーティは?飛行竜の準備が整ってるから出発しなくちゃいけないんだけど… 城にいたはずだというリオンの情報で、探してみることに。 が、城にいると思ったら、崖の上にいました。 そこでルーティは自分がクレスタの孤児院の出であることを漏らしつつ、スタンをからかいまくって遊んでいた。 それでスタンが全財産をルーティに……って、あれ? あげないの? え!? てっきりあげるもんだと思って、途中でかなりお金とレンズを物品に換えておいたのに……がーん… 凹みながらも、帰途へ。 リオンはマリアンの出迎えを受け、旅のことを話してる。スタンから友達だと言われたことは、マリアンから見ても嬉しそうだったそうだ。 でもリオンは、どうも不安がある…このあと何かが起こるんじゃないかと。 フィリアは神殿、ウッドロウは国へ。 ルーティはクレスタの孤児院へ。 スタンは家出人だからなあ。 リリスにさんざん文句を言われたものの謝って、リリスが飛びついた。 よかったなあ、サンダーソードじゃなくて。 いいなあこの兄妹。おかげで危険なカップリングに目覚めてしまったではないか。 その頃、怪しいマントの一団が… つっても声の調子も何もかもそのままなんで、ばれますがな。 普段もう少しいい人そうにしてくれてればよかったのになあ。 そんなわけで、神の眼奪還騒動は、おしまい。 |
三ヵ月後。 いきなり死者の目覚めで叩き起こされました。 いろんな人に会いたいと言いつつ、三ヶ月家事手伝いだったのね。 そりゃ体力もてあますよ。いい若いもんが。 とにかくリリスから夕飯の買い物を言い渡されたので、それをやらなくちゃ。 って、あれ?何故ここにミミーが!? ワンダーパン職人て… ミミーにつられて、「よろしくお願いしまスタン!」とか言ってるよ…ああぁ… 池に入って魚を獲って夕飯にしようとしたところを、スタンに片思い中の村長の娘に見つかった。 それは皆で飼ってるからだめだって。でも代わりにって、特上牛肉をもらった。わーい。 と思ったら、リリスにすっげー怒られた… そんなこんなで夕食の間、スタンはふと皆のことを思った。 元気かなあ… でもその仲間が、大変なことに! ギャー!!リオンー!! ある朝、スタンの家にお客がやってきた。 おお、フィリアじゃん!でもスタンは起きない… だからまた死者の目覚め…と思ったら、聞き覚えのある声が! ディムロスの声は、フライパンをおたまでぶっ叩くのと同じなのか。 なんて思ったものの、甘かった。結局リリスに叩き起こされ、フィリアから話を聞くことに。 久しぶりの来訪は、最悪でした。 神の眼がまた盗まれたと。 封印を飛行竜がぶっ壊して持ってってしまったって。 それは一部の者しか知らない場所だったのに。 だから今度は王様がソーディアンマスターたちを召集することになって、フィリアが遣わされたそうだ。 そんな話を聞いて黙ってるスタンじゃない。 早速行こうとすると、リリスがヘソ曲げた… じいちゃんは行って来いと言うけど、ここは兄ちゃん自ら説得せねば。 家の外にいるリリスに話をすると、許してもらえた。 スタンはいつもはぼーっとしてるけど、いざとなったら頼りになるんだって。かっこよい兄ちゃんですな。萌える… リリスから餞別にマンボウの串焼きももらって、いざ出発! そしてふと気がついた。 今回、うさぎ飼ってないんだ… |
ノイシュタットに着くと、イレーヌさんはそこにはいないという。 少し前に怖い顔をして何も言わずにいなくなってしまったそうだ。 オベロン社の影響力も低下して、貧富の差も拡大して、どうしたんだろう? でも今はそれより、先に進まねば。 ついでにファンダリアに寄ってウッドロウに会うんだし。 と思ったら、港でコングマンが無理矢理合流…まあいいけど。 船の中で、スタンがフィリアに、どうして一番近くにいるはずのリオンと一緒に来なかったのかと聞くと、彼は行方不明だからだと。 皆は、あのあと何が起こったか知らないから… スノーフリアの港に入って最初に会ったのは、なんとマリー!と、ダリス。 ダリスの治療のために湯治に来たんだって。今回、死亡ルートはありません。 本当はマリーも一緒に行きたかったんだけど…残念。 スノーフリアを抜けようとすると、マリーとダリスが見送ってくれた。 でも、マリーは複雑な様子…それを見通して、旦那はマリーにスタンたちに同行しろと言ってくれた。 スタンたちへの恩返しでもあるって。 相変わらずらぶらぶだな、おまえら。 そして、スタン、マリー、コングマン、フィリアという、妙にバランス悪いパーティーで出発。 ハイデルベルグは、すっかり活気のある街になってました。 ウッドロウも今は王様だ。 せっかく三ヶ月もお城にいたんだけど、神の眼のことはセインガルドの王と話し合わなくちゃいけない。 だからまたもやお城脱出。 …ん? イクティノスが復活してる? こないだ気絶してて、専用設備がないとダメとか言ってたじゃん。 最低限の機能は生きてるって言ってたけど、自分でマスターを選べないとか言ってたのに、どういうことじゃ。 そんな疑問を残しつつ、今度はルーティなんだが… クレスタには絶対来るなって言われてたのよね。 でも今は仕方ない。突撃訪問〜。 |
いきなりメモ。 アルメイダのアメクスにエルダーローブ*4モリュウで売ってる。 徒歩ルートを選んで寄り道しながら、ダリルシェイドに寄ってみた。 案の定、ヒューゴ邸には誰もいない。リオンももちろんいないし、マリアンもいない…。 軍の捜査が入ったっていうし、メイドたちも戸惑ってる。 リオン… さて、クレスタに着いて、手分けをしてルーティを探すことに。つっても結局スタン一人で探すんだが。 案外賑やかな街の奥に、一軒さびれた孤児院が。 そこで子供たちに話を聞かせるルーティがいる。嘘だと言った身の上話は、本当だった。 そんな姿を見ると連れて行くのは忍びなくなって、堂々と門の前でディムロスと相談してたら、あっさりルーティに見つかった。 ルーティは怒るよりも嬉しそう。 そりゃあねえ。ふふふ…。 スタンは皆と会えるからだと思ってるけど。ああもう鈍感。 ルーティは一緒に行くことを快諾してくれて、倉庫にアトワイトを取りに行った。ディムロス…そうショックを受けなさんな。 さて、ルーティも合流して、あとはダリルシェイドに行くだけ。 そして国王に謁見して事情を聞くと…最悪な答えが返ってきた。 神の眼を持ち去ったのは、リオンだと。 事情を知らないスタンたちには、納得しがたい。でも、事実… 一緒に消えたヒューゴともども、小島にあるオベロン社の旧工場にいるらしい。 そこへ行って、リオンと戦えと… それに対して、否と答えたのはスタン。 今まで一緒にグレバムと戦ってきたリオンを、悪者と決め付けたくないって。 だから真意を確かめに行く。そのついでに神の眼を取り返すってことで。 いい奴だよスタン… 関係ないが、あちこちでウッドロウがどう考えてもヴェイグらしき人に間違われます。 似てるって自覚してんだな、765。 |
そしていきなり工場のベルトコンベアの部屋の脱出方法がわからず、一時間も彷徨ってフードが減るわ減るわ。 パスワード式のドアにたどり着いた時点で、フードが赤いよ…一旦戻るか。 食料満タンで、再突入。 工場の地下は、洞窟に通じてました。 ………正直とても入りたくないのですが、入らなくちゃ話は進まない。 進んだ先が問題なんだけど。 洞窟を進むうちに…追いついちゃった。 リオンたちに…。 マントを脱ぎ捨てたヒューゴは、自らが今までの神の眼にまつわる事件の黒幕であることを明かす。 しかし最初からあまりに胡散臭かったために、知らない人にもばればれ過ぎたと思うのだが。 そこんとこどうなのよ、千兵衛さん。 リオンには策があってこうしているんだろうというスタンの希望は、脆くも砕かれた。 シャルも何も答えてくれない。 そして… 誰よりも自分の行動の意味をわかっているリオンは、スタンの殺劇舞荒剣の前に倒れた。 さりげなく容赦ないな、スタン… リオンにかわって、シャルが真相を教えてくれた。 マリアンが人質にとられていたことを。 ソーディアンマスターであろうと、世界の命運がかかっていようと、大事な女を守りたかったリオン。 「…僕は自分のしたことに、一片の後悔もない。たとえ何度生まれ変わっても、必ず同じ道を選ぶ。」 そう言い切った。 うああ…… 一人で悩み、一人で決意したリオンをスタンが責める理由は、他でもない。 仲間であり友達である自分たちに相談してくれなかったこと。 ぼろぼろの体でシャルを突きつけるリオンに、丸腰で歩み寄るスタン…ああもう、天性のムツ○ロウさん。 こんなになってまでも友達と呼んでくれるスタン… 一緒に行こうって。 一緒に神の眼もマリアンも取り戻そうって。 あああ…涙で画面が… せっかく仲直りの握手をしたところで、突然地震が!? リオン曰く、ヒューゴの仕業らしい。 天井が崩れて道が閉ざされて戻れない!しかも海水が流れ込んできてる音もする! どうしよう!?と、リオンが非常用リフトに気づいた。って、すぐ目と鼻の先にあるのに、誰も気づかなかったのか。 急いでそれに乗り込む。 って、あれ?リオンは乗らないの? リオンは一人、操作レバーのところにいる。誰かがこれを動かさないと、リフトは動かない。 そんなばかな!てか、なんでレバーがそんなに遠いんだ!! リオンもアッシュもそういうシチュエーションで残りたがるんだバカー!! そして最期に、リオンは教えてくれた。 ルーティの母の名前は、クリス・カトレット。 ヒューゴの妻であり、リオンの母でもある。 リオンはルーティの弟であると。 スタンが友達だと言い張ろうと、こっちはおまえなんか大嫌いだとも。 だから、後は任せると言って…スイッチを押した。 リフトが、上へ向かって動き出す。 叫んでも、もう届かない。リオンはもう見えなくなって… シャルと二人、リオンは浸水の始まった洞窟に座り込んだ。 これでよかったんだろう?マリアン…っていいわけねーだろ!! そんなリオンの上から、岩が、水が… うわああああああああ!!! リフトで飛行竜のドッグに上がったスタンは、コングマンに押さえ込まれていた。 リオンを助けに戻るんだって、暴れて。 ルーティはへたりこんでいた。 まさか、リオンが弟だったなんて。やっと出会えた肉親が、目の前で。 どれだけスタンが暴れようと、リオンの気持ちを無駄にすることはできない。 スタンはコングマンに吊るされたまま飛行竜へ放り込まれました。 そして工場は、崩壊した…… |
やっとのことで脱出した彼らの目の前で、海の中から巨大なものが浮上する。 どう考えても相当な深度がないと丸ごとすっぽり沈めないだろうっていう規模のそれは、天地戦争時代の空中都市ダイクロフト。 それはあっという間に空高く浮上した。 同時に、世界各地にある他の空中都市も目覚めた。 神の眼は、これの動力源。空中都市復活の準備のために、グレバムに各地をまわらせていたんだ。 ダイクロフトの下に伸びるでかい剣のような兵器ベルクラントから、光が大地に突き刺さる。 そして大地が吸い上げられ、空中都市の大地になっていく。 崩落の逆ですね。 ふざけんな。そんなもののためにリオンが… 恐らくスタンの生涯で最高の怒り爆発。 飛行竜で突撃するも、途中で何故か墜落してしまった。 ダリルシェイドの近くの山を大幅に削りました…ごめんなさい。 つか、これだけの高度から墜落して、しかも体を固定してなかったくせに無事って…おまえら頑丈ね。 墜落した理由は、飛行竜の飛行可能な最高高度を超えてたかららしい。 しかも壊れちゃったし、仕方ないからダリルシェイドに歩いて行こう。 ダリルシェイドに戻ったとき、ちょうどヒューゴの演説がはじまった。 また天地戦争するんだってよ。 ああそう。 ざけんな千兵衛。 届くはずのない空の彼方へ、リオンの敵をぶっ殺す宣言をするスタンに、どこからともなく声が聞こえた。 誰? 姿が見えないその声は… リトラー。アマテラスの前妻…じゃなくてかつての地上軍総司令。 その人格がソーディアンのようにコアクリスタルに転写されてたそうだが、どこにいるのさ。 ラディスロウの中?でかい声だなー…って違う? なんだクレメンテに通信機能がついてたのか。 早速作戦会議するから、来いってさ。海竜の送迎つき。親切ね総司令。 ラディスロウの奥へ行くと、リトラーの立体映像が待っていた。 ヒューゴの目的とするところは、外郭大地の形成にある。 地上に瘴気が充満したわけじゃなし、そんなもので覆われたら地上は壊滅する。 だからユリアシティを建設…じゃなくて。 彼の提案は、このラディスロウを浮上させて千年前と同じように突入作戦を試みること。 ラディスロウの浮上に必要なRキーってのが、リーネの近くにあるらしい。 じゃあそれを取りに行こう。 って、どうやって忍び込んだのか、レイノルズがやってきた。 地上の問題は人類全体が取り組まなくちゃいけないから、セインガルド代表として自分が参加する…って、ダイクロフト見てはしゃいでたくせに… こいつはリトラーに任せて、出発! てところで呼び止められた。 受け取ったのは、つのぶえ。海竜召還アイテムだそうだ。 立体映像のくせにアイテムを渡すことができるなんて…すごいなリトラー。 |